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女子ボクサーに勇気 メダル確定の入江聖奈 まじめにコツコツやっているうちに全国に仲間

2021年7月28日 18時05分

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メダルを確定させた入江(左)=AP

メダルを確定させた入江(左)=AP

◇28日 東京五輪 ボクシング女子フェザー級準々決勝(両国国技館)
 銅メダル以上を確定させた入江聖奈(20)=日体大=の快挙を人一倍喜んだのが日本ボクシング連盟の伊田武志・女子強化委員長(55)だ。小学2年でシュガーナックルボクシングジム(鳥取県米子市)の門をたたいた入江を、ジムの会長として二人三脚でメダリストへと育て上げた。
 最初は「普通の女の子」だと思った。間もなく、入江の非凡さに気付く。「他の男の子は僕の目を盗んで遊ぶんです。聖奈はジャブやワンツー、つまらない反復練習を2、3時間ずっと続けていた。人並み外れていた」と伊田さんは懐かしむ。
 女子選手、しかも山陰のジムでは練習相手が限られる。伊田さんは自ら車を運転し、入江を各地の高校や大学へ連れて回った。「広島、東京、大阪…。夜通し走って朝に着く。寝ている聖奈も大変だったでしょうね」と笑う。
 伊田さんは、入江が初優勝した2018年全日本選手権での光景を鮮烈に覚えている。先に試合を終えた高校生たちが、会場に居残って入江の応援をしていた。「まじめにコツコツやっているうち、全国に仲間ができていた。みんなが聖奈の優勝を喜んでくれた。涙が出るほどうれしかった」
 この日の入江の勝利も、あまたの女子ボクサーを勇気づけたに違いない。

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