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ビデオ判定でも一本覆らず「審判も人間…これがオリンピック」向翔一郎 3回戦敗退受け止める【東京五輪柔道】

2021年7月28日 14時59分

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男子90キロ級3回戦 ハンガリー選手に敗れ、渋い表情の向翔一郎

男子90キロ級3回戦 ハンガリー選手に敗れ、渋い表情の向翔一郎

◇28日 東京五輪 柔道 男子90キロ級(日本武道館)
 ニッポン柔道男子の快進撃に乗ることはできなかった。五輪初出場の向翔一郎(25)=ALSOK=が2戦目となった3回戦でトート(ハンガリーに)に延長戦の末に敗れ、トーナメントから姿を消した。
 日本男子が競技初日から4日連続で獲得してきた金メダルも5日目で途切れた。この階級では、前回2016年リオデジャネイロ大会でベイカー茉秋が日本勢初の金メダルを獲得しているが、08年北京の泉浩が2回戦敗退して以来3大会ぶりにメダルなしとなった。
 けがをしていたのか、3回戦は額にテーピングを巻いて登場。そのテーピングも延長戦の途中に取って戦ったが、6分55秒、大外刈りでの一本を取られた。向も引き込みに入っていたタイミングでもあり、ビデオ判定となったが、相手の一本が確定し、向は敗れた。
 「自分の本能のままに柔道をできたってことはすごい楽しかったですし…」。畳から降りてきた向は、最初は言葉が詰まった感じもあったが、その後はときおり笑顔も交えながら振り返った。
 微妙な判定だったが「仕方ない。審判も人間なので、それがあるかないかは審判が決めること。それが試合。これがオリンピックですし。こういうコロナ禍の中でオリンピックを開催していただいてありがたかったですし、ボランティアの方も協力していただいて、メダルを見せてあげたかったが、これが勝負の世界。仕方ないと言えば仕方ない」と負けを素直に認めた。
 五輪の舞台はそれまでと違う戦いだったかと聞かれると「違うことはない」。そして「単純にその時の運もある。自分は今回、もっと(試合を)したかったというのはあるが、仕方ない」と受け止めた。
 男子が初日から4日連続で金メダルを獲得してきた中での戦いだったが、それがプレッシャーとは感じなかったようで「今日、圧倒的に勝つつもりで来たが、勝たなかったら話にならない。これは仕方ないですね、本当に」と最終日にある男女混合団体戦へ切り替えた。「個人戦で負けたことを引きずって足を引っ張らないよう、日本のためにしっかりやりたい」と力を込めた。
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