本紙評論家・岩瀬仁紀さん 「自宅待機 想像つかない…投手はキャッチボールを」

2020年3月28日 02時00分

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 プロ野球界に練習中止や自宅待機が広がる中、選手たちは開幕予定の4月24日に仕上げることができるのか。19年間、休むことなく投げ続けた中日OBの岩瀬仁紀さん(45)が考えを寄せた。
 自宅待機となった選手の今後の調整がどうなるのか。正直、想像できない。急に練習ができなくなるという経験はしたことがない。これは今の選手たちも同じだろう。
 東日本大震災の影響で開幕が2週間あまり遅れた2011年も練習は続けていたし、試合で投げる機会もあった。
 自宅でできることを、と言われても、できることは限られている。野手はバットを振れるから、その部分の感覚は保てる。投手はボールを投げられない。できる範囲のトレーニングで維持できるところがあったとしても、投手にとって大事なのは結局ボールを投げる感覚である。
 投手はとても繊細だ。キャンプで1年間投げられる体をつくり、土台ができていても、実際にボールを投げなければ、投げる感覚がなくなってしまう。体は動き、外からは元気に見えても、繊細なところを失っては元も子もない。
 自宅待機の期間が2~3日ならまだしも、この時期から1週間くらい何もできず、4月24日の開幕に合わせて仕上げることができるか。投手には難しいだろう。
 各球団側から選手へ、どういった指示が出されているのかは分からない。できるなら、投手はキャッチボールは継続した方がいい。シャドーピッチングでは意味がない。周囲との接触を極力避けるなど注意を払いながら、自宅の近い人同士でキャッチボールするなど、対応を考えるしかないだろう。 (本紙評論家)

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