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掛川のアマ天文家・西村さんが新彗星発見

2021年7月28日 05時00分 (7月28日 05時02分更新)
西村栄男さんが発見した新彗星「西村彗星」(中央)=千葉県の野口敏秀さん撮影

西村栄男さんが発見した新彗星「西村彗星」(中央)=千葉県の野口敏秀さん撮影

  • 西村栄男さんが発見した新彗星「西村彗星」(中央)=千葉県の野口敏秀さん撮影
  • 西村栄男さん
 掛川市宮脇のアマチュア天文家西村栄男さん(72)が二十二日未明、北東の空のぎょしゃ座付近で、新彗星(すいせい)を発見した。二十五日に国際天文学連合(本部・パリ)が「C/2021 O1 NISHIMURA(通称・西村彗星)」と認定した。 (中野吉洋)
 西村さんは、これまで二十九の新星を見つけ、国内個人ではトップクラス。彗星は一九九四年の「中村・西村・マックホルツ彗星」以来で、西村さんの名前が付く二つ目の彗星となった。「十六歳から彗星を探し、単独で名前が付くのが夢だった。五十六年かかって実現できた」と喜びを語った。
 西村彗星は二十二日午前三時四十七分、掛川市五明の茶畑から、北東方向、地平高度約一〇度の低空をデジタルカメラで撮影して発見した。光度約十等級で肉眼では見えない明るさだが、画像処理で、ヒスイのような緑色をした小さな面積体だと分かったという。軌道は非周期とみられる。
 発見時、西村さんは「近くを通るタットル彗星(周期彗星)の急増光だと思った」という。すぐに東亜天文学会の中野主一さん=兵庫県洲本市=に連絡。タットル彗星とは数度のずれを確認し、中野さんが国際天文学連合に報告した。
 西村彗星は北東に移動中で、八月十三日は明け方の太陽に最接近する。新天体を数多く見つけてきた西村さんは「自然と一体化できるし、観測できる天体が毎日違うその不確実性が面白い。今後もライフワークとして続ける」と意欲を示した。

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