本文へ移動

<奥三河の現場から 東栄町長選を前に> (中)高校ライフ

2021年7月28日 05時00分 (7月28日 05時00分更新)
下宿先で双子の兄2人と食卓を囲む伊藤諒哉さん(左)=豊橋市西高師町で

下宿先で双子の兄2人と食卓を囲む伊藤諒哉さん(左)=豊橋市西高師町で

  • 下宿先で双子の兄2人と食卓を囲む伊藤諒哉さん(左)=豊橋市西高師町で

選択肢なく町出る若者

 豊橋市内の2DKのアパートで男子高校生三人が食卓を囲む。大皿に盛り付けたキャベツと鶏肉の炒め物と、チャーハンを十五分ほどで完食した。「ごちそうさまでした」。三人はそれぞれ流しに食器を持っていく。食器洗いの担当は東栄町出身で豊橋工科高校一年の伊藤諒哉さん(15)。「親がいない生活に戸惑いはあったけれど、やっと慣れてきた」と話しながら、手際良く洗い終えた。
 地元を離れる決心をしたのは「人の役に立つロボットを作りたい」との思いから。一緒に暮らすのは豊橋南高校三年の双子の兄・大稀(ひろき)さん(18)、千尋さん(18)の二人。兄弟仲は良く、助け合いながら生活している。それでも不安はある。「一人でも新型コロナウイルスに感染したらと考えるとぞっとする。でも自分のやりたいことをするには豊橋に来る必要があった」
 卒業した町唯一の中学校の東栄中は年々、生徒数が減少している。二〇〇八年に百二十二人だった生徒は、二〇年にほぼ半数の六十二人に。奥三河では〇八年に新城東高校本郷校舎が閉校、一一年に鳳来寺高校が新城高校に統合され、一九年には新城高校と新城東高校が統合して新城有教館高校になるな...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報