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高校野球・富山大会 きょう準決勝 勝敗の鍵は 

2021年7月28日 05時00分 (7月28日 11時40分更新)

 第103回全国高校野球選手権富山大会は28日、富山市民球場で準決勝が行われる。県勢最多となる21回目の夏の甲子園出場を狙う高岡商は、富山商との“両商”対決に臨む。昨夏の県独自大会、今年の春季大会を制した高岡第一は、ノーシードから勝ち上がった砺波工の挑戦を受ける。4校のこれまでの戦いぶりと鍵を握る選手を紹介する。 (長森謙介)

◇高岡商 VS富山商

攻守でチームを引っ張る高岡商の石黒和弥選手=富山市五福の県営富山野球場で

高岡商「攻守に安定」 今大会は一度も相手にリードを許さない盤石の試合運びで勝ち上がってきた。
 攻撃の要は、一番を打つ石黒和弥選手(三年)だ。三試合連続本塁打の長打力に加え、出塁率も八割を超える。中軸、下位打線も切れ目がなく何番からでも点が取れる。ベンチには不二越工戦でサヨナラ打を放った宮脇一翔選手(三年)らが控えるなど選手層も厚い。
 投手陣は、全三試合で先発した川渕恒輝投手(三年)が防御率0・56と安定。チームの総失点1は4強では最少だ。先制点を奪い、守り切る形に持ち込めば、二年ぶりの栄冠が近づく。

投打の柱としてチームを引っ張る富山商の岩城颯空選手=富山市五福の県営富山野球場で

富山商「光る集中力」 三回戦の新川戦は4点差、準々決勝の富山第一戦は3点差を逆転し、ベスト4入り。中盤以降の一段と増す集中力が光る。
 全試合で二桁得点を挙げた打線は強力。一番の前田隼弥選手(二年)や、チーム最多の6打点をマークする三番の寺坪晃生選手(三年)ら勝負強い打者が多く、多少の点差ならひっくり返せる力を持つ。
 高い得点能力の半面、失点の合計は14と4強ではワースト。今大会をほぼ一人で投げ抜いてきたエース左腕の岩城颯空選手(三年)の出来が、試合を大きく左右する。

◇高岡第一 VS砺波工

高岡第一投手陣の中心となるエースの中村来生投手=高岡市の高岡西部総合公園野球場で

高岡第一「厚い投手層」 安定した戦いぶりで、準決勝まで駒を進めてきた。
 投手陣は、春季大会で活躍した長身右腕の中村来生投手と左腕の沖田拓真投手に、けがを乗り越えた小久保隼人投手(いずれも三年)が加わり、層は厚い。守備陣も三試合で1失策と、投手陣をもり立てる。
 チーム打率4割5分8厘は四チームトップ。上位打線だけでなく、六番の木藤颯人選手、七番の竹内虎之介選手(いずれも三年)がチーム最多タイの5打点を挙げ、下位打線でも気が抜けない。投打に本来の力を発揮すれば、四十年ぶりの甲子園が見えてくる。

打線をけん引する沖田慧信主将=高岡市の高岡西部総合公園野球場で

砺波工「随一の粘り」 昨秋、今春の県大会では未勝利も今大会で急成長。ベスト4で唯一、ノーシードから勝ち上がってきた。三回戦の新湊戦、準々決勝の石動戦は、いずれも九回の得点が試合を決めた。
 下級生が大半を占める打線を引っ張るのは一番の沖田慧信主将と三番の竹端悠拳選手の三年生コンビ。四試合で計16盗塁と機動力を絡めて1点を奪いにいく。
 投手陣は、変化球が持ち味の右腕、岩永樹投手(三年)と直球に勢いがある左腕、高田清哉投手(二年)らの継投で試合をつくる。攻守の粘りで接戦に持ち込み、活路を見いだしたい。

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