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プロ野球4・24開幕断念へ 延期最有力は5・8交流戦プランも

2020年4月1日 02時00分

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プロ野球とJリーグが設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会議=3月9日

プロ野球とJリーグが設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会議=3月9日

 「4月24日開幕」も断念-。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球パ・リーグ6球団の社長は31日にオンライン会議を行い、開幕をさらに延期することで一致。すでにセ・リーグ6球団の首脳も水面下の協議で「延期やむなし」で見解を統一しており、3日の12球団代表者会議で正式に延期が決定する。新たな開幕目標は5月8日が有力。場合によっては試合数の削減や交流戦が始まる5月26日にシーズンを開幕するプランも浮上する。

◆セパ首脳見解一致

 首都の感染拡大が止まらない。この日、東京都は感染者数が過去最多78人に上ったことを発表。球界でも阪神で27日に3選手の陽性反応が確認されたことで“防波堤”が決壊した。4月24日の開幕は断念する-。セ、パ両リーグの球団首脳の見解は一致した。
 首都封鎖の危機が近づき、各球団は実戦の機会どころかチーム活動の休止に追い込まれ、開幕に向けた調整は停止した。この情勢では「4・24」に向けて突き進むことはできない。3月20日の開幕を延期して「4月10日以降」に切り替え、ようやく設定した目標は、またしても遠ざかる。
 パ6球団の社長はこの日、延期の意思を統一。ソフトバンクの後藤球団社長は「特にこの1週間くらいは(感染拡大が)激しい。選手からも感染者が出た。12球団の公平性も確保できていない」と理由を説明した。すでにセ6球団の首脳も水面下の協議では「延期」で一致している。3日の代表者会議で「4・24」を断念することは確定的になった。
 新たな開幕目標は2週間後の金曜日となる「5月8日」が有力だ。その一方で、先行き不透明な情勢を踏まえた“避難措置”として、交流戦のスタートとなる「5月26日開幕案」も複数の球団でシミュレーションされているとみられる。
 後藤球団社長は「各チームの社長とも143試合やりたい希望は持っているが、環境が整わないなら143試合できないとしても、新たな開幕のタイミングを見ていこうと」と試合数の削減も視野に入れていることも明かした。現時点では日本シリーズは11月21日開幕で固定し、逆算して日程の再編作業が進んでいる。開幕が5月にずれ込めば、クライマックスシリーズ(CS)の完全実施も難しくなる。
 とはいえ、現状では143試合開催は“最優先事項”だ。そのためにはCSの短縮も、大型連戦も、ダブルヘッダーも、場合によっては選手会の同意の下で日本シリーズの12月開催という可能性も模索する必要が出てくる。姿の見えないウイルスとの戦い。球界にとっても前例にとらわれない対応を求められることになる。

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