本文へ移動

智弁和歌山、甲子園決めるも市和歌山に敬意を表し歓喜の輪をつくらず【高校野球和歌山大会】

2021年7月27日 17時20分

このエントリーをはてなブックマークに追加
優勝を決めた瞬間、ガッツポーズする智弁和歌山のエース中西

優勝を決めた瞬間、ガッツポーズする智弁和歌山のエース中西

◇27日 第103回全国高校野球選手権和歌山大会・決勝 智弁和歌山4―1市和歌山(紀三井寺)
 プロ注目の最速147キロ右腕、智弁和歌山高・中西聖輝(まさき)投手(3年)は7回途中からリリーフ登板し、同点打を許しながらも、その後は追加点を与えず、最後の打者を三ゴロに仕留めると控えめにガッツポーズをした。
 「市和歌山に敬意を表し、勝ったときにマウンドにみんな集まって喜ぶのはやめよう」と、阪神などで活躍した元捕手の中谷仁監督が選手に伝えていたとおり、歓喜の輪をつくらなかった。
 今春の県大会決勝で、市和歌山の小園健太投手(3年)に投げ勝っている。1失点の完投だった。今回は完投するつもりだったが、中谷監督が先発を背番号18の伊藤大稀投手(3年)に任せ、苦しい局面になったら中西を頼る戦略を口にすると、気持ちを切り替えたという。
 6回に1点を先制し、7回の守りで先頭打者に安打されると、4番松川虎生のところで中西が救援登板。松川からは三振を奪ったが、そのあと5番打者の田中省吾三塁手に三塁線を破られ、一度は追いつかれた。しかしその後は抑えて、3点リードを守りきった。
 「野手は僕が見ても壮絶な練習をしてきた。とにかくすごい量を振り込んできた。だから僕もとにかく投げてきた。優勝するにはゼロに抑えないといけないと思って、マウンドに上がりました」
 県内に小園というプロ注目の好投手がいたことも刺激になった。甲子園に向けて、中谷監督はこう言った。「和歌山県の代表として、市立和歌山の思いも背負って戦ってきます」と。好敵手だったからこそ、智弁和歌山ナインは同じ思いで甲子園に乗り込む。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ