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新たな恐竜化石出るか 脳函やよろい竜類期待

2021年7月27日 05時00分 (7月27日 10時33分更新)
ボーンベッドで発掘調査を行う研究員ら=勝山市北谷町杉山で

ボーンベッドで発掘調査を行う研究員ら=勝山市北谷町杉山で

勝山で第4次発掘調査始まる


 県立恐竜博物館(勝山市)の第四次恐竜化石発掘調査が二十六日、同市北谷町杉山の発掘現場で始まった。初日から恐竜の骨とみられる化石も見つかり、フクイサウルスの脳函(脳が入る部分の骨)や、よろい竜類の化石など、新たな発見に向けて力を入れる。九月四日まで。
 第四次調査は二〇一三年度から始まり、期間を延長しながら進めている。ここ数年は、密度の高い骨化石含有層(ボーンベッド)を調査。本年度も引き続き発掘していくほか、新たに下流側の山を掘削していくことも視野に入れる。調査予定面積は百平方メートル。この層ではフクイサウルスなどの化石も発掘されている。新型コロナウイルス感染症の影響で県外学生の調査補助員は参加させず、常時六、七人ほどの少人数体制で発掘していく。
 初日は研究員六人らで活動。油圧ショベルでボーンベッドを割り、丁寧に目視で化石を探した。早速、恐竜や、それ以外の脊椎動物のものとみられる骨化石が見つかり、研究員で確認し合っていた。周りには恐竜の足跡化石も表面に残っている調査現場で、作業が着々と進められた。
 同館の柴田正輝主任研究員(46)は「フクイサウルスの脳函がまだ見つかっていない」と発見に期待し、「ボーンベッドでは大きめの恐竜化石も見つかっているので、よろい竜類の化石を見つけたい」と話していた。
  (平林靖博)

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