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<スポットライト 現場> 「退会」一転、継続を検討 岐路に立つ南アルプスジオパーク

2021年7月27日 05時00分 (7月27日 05時00分更新)
中央構造線を挟んで色の異なる地層が見られる北川露頭=大鹿村で

中央構造線を挟んで色の異なる地層が見られる北川露頭=大鹿村で

  • 中央構造線を挟んで色の異なる地層が見られる北川露頭=大鹿村で

自治体前向き 現場も教育面で効果実感 

 地層が露出した「露頭」など貴重な地質資源を守り、教育や地域振興への活用を目指す「南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク」が岐路に立っている。四年に一度の審査で、今年、再審査が必要な条件付き再認定となり、事務局体制の強化などを求められた。加盟する伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村の首長が一時、認定継続を断念して国内のジオパーク組織を退会する方向で一致したが、日本ジオパーク側との話し合いなどを経て、現在は再認定に向けて検討し直している。(飯塚大輝)
 「何が面白いかが一般の人に伝わらない」
 二〇年十一月、認定機関の日本ジオパーク委員会の調査員が再認定に向け南アを訪れ、解説の分かりにくさなどの課題を、語気を強め指摘した。
 翌年一月、同委は調査報告を受けて認定の可否を議論。「課題が改善していない」「地域のためになっていないのでは」など厳しい意見が相次ぎ、条件付き再認定となった。同委は、主に伊那市の専属職員二人で担う事務局体制の強化や、自治体間の連携など八項目の改善を求めている。
 加盟自治体は「ジオパークが学術面重視に変化し、地域振興に直結せず、地域の体力に...

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