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東京で集大成思い届かず 羽根田選手(豊田出身)スラローム10位 競技第一人者「挑戦終わった」

2021年7月27日 05時00分 (7月27日 05時00分更新)
男子カナディアンシングル決勝 ラストスパートする羽根田選手=カヌー・スラロームセンターで

男子カナディアンシングル決勝 ラストスパートする羽根田選手=カヌー・スラロームセンターで

 集大成と位置付けた舞台が終幕した。カヌースラロームで二大会連続メダルに挑んだ羽根田卓也選手(34)=豊田市出身=は、決勝で攻め抜いたものの十位に終わった。十八歳で単身、スロバキアに渡り、日本カヌー界の歴史を切り開いてきた男は「自分の挑戦が終わった。きょうで一区切り」。赤くした目をうるませた。(多園尚樹)
 二〇一三年、激しく心が高ぶった。自国での五輪開催が決定。三年後にリオデジャネイロ大会が迫っていたが、すでにこの時点で羽根田選手は七年先までの青写真を描いた。逆算し、いかに心身も技術もピークに持っていくか。
 計画に、望外の狂いが生じたのがリオ大会。日本だけでなく、アジアを通じて初の五輪メダル獲得という快挙をやってのけた。
 さわやかなルックスと弁舌巧みなメダリストを、世間もメディアも放っておくわけがない。競技の第一人者は、新たに「広告塔」の役割も課せられた。
 海外が主戦場の競技で、羽根田選手が国内で試合をするのは年に一、二回。一八年初春に富山県であった日本選手権には、遠くは鹿児島県からもファンが訪れた。大粒の雨と震えるような寒さの中、丁寧にサインや写真撮影に応じた。「リオ五輪でたくさんの...

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