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“嗅覚異常”を世間に知らしめた阪神・藤浪「それよりも軽率な行動が…」反省、後悔、驚きのPCR検査、全ぼうが明らかに

2020年4月23日 18時41分

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記者会見する阪神の藤浪(代表撮影)

記者会見する阪神の藤浪(代表撮影)

 新型コロナウイルスに感染し、療養していた阪神の藤浪晋太郎投手(26)と伊藤隼太外野手(30)、長坂拳弥捕手(25)が23日、兵庫県西宮市の球団事務所で記者会見した。公の場で取材に応じたのは3月27日の感染判明発表後初。参加者のうち当該3選手と女性3人の感染が確認された3月14日の食事会への出席について、藤浪は「非常に軽率だった。(感染が広がる)認識はなかった」と話した。以下は藤浪の一問一答。
 ―今の心境は
 藤浪「まずファンの方々、プロ野球関係者の方々、そしてチームの方々に大変なご迷惑をお掛けして、非常に深く反省しております」
 ―当時の感染対策の認識は
 「チームとして禁止とは言われていなかったですけど、自分の中で、まさか自分が、と。そういう認識があまりなかった。そのあたりは軽率だったと思います」
 ―自粛ムードのなか会食に参加したことについては
 「先ほど言ったのと同じですけど、やはり自分の認識が甘くて、自分がなるなんて思わないで行動したこと。そのあたりが軽率だったと思います」
 ―嗅覚異常という症状はどういうものだったのか
 「自分が最初に気づいたのは、ワインのにおいがしなくて、あまりそのときは気にとめなかったんですけど。次の日になっても鼻が詰まっていないにも関わらず、コーヒーのにおいであったり、飲み物のにおいがしなかったので、ちょっとおかしいなということで病院で受診する形になりました」
 ―症状の変化は
 「4、5日ほどにおいがなくて、5、6日目ぐらいからですかね、においがするようになった。そこからはちゃんとにおうようになり、今はもう通常通りです」
 ―鼻詰まりと区別はついたのか
 「鼻詰まりというか、花粉症だったり、副鼻腔(びくう)炎でにおいがなくなるというのはあると思うんですけど、それとはまたすごく違った症状。鼻がすごくスッキリ通っているのにも関わらず、においがしないというところは自分としてものすごく違和感があったので。鼻が詰まっているか、詰まっていないかというのが大きかった。すごく違和感があったので、違うものなのかと」
 ―結果的に嗅覚異常が新型コロナウイルスの症状として認知されることになった
 「たまたま自分がそういう症状でなったということだけであって、いずれは世間に認知されることだと思うので。それよりも自分が感染経路として食事会とか、そういう軽率な行動があったので、そちらの反省の方が大きいです。結果としてそういうふうにつながったというのならいいですけど」
 ―陽性判定を知ったときの心境は
 「自分自身としては熱も咳もまったくなく、いわゆるコロナウイルスの症状と言われていることが全くなかったので、自分では陽性ではないだろうとちょっとタカをくくっていたところがあったので。まさか自分が…という気持ちがすごく大きかったです」
 ―入院中はどのような生活でどのような心境だった
 「入院中は病院の方々の指示に従って部屋に隔離という形で、その中でできる範囲のトレーニングをさせてもらったりはしていました。心境としては当時、いろんな看護師さんの方とかいろんな方にお世話になりましたし、すごく病院の方々には感謝していますし、今、若い方にも重症化される方がいるなかで、自分はこうして元気に復帰できているので、すごく感謝しています。また、医療従事者の方々の大変さというのはすごく近くで見ていて感じたところはありました」
 ―入院中、チームへの思いは
 「自分が陽性が発覚したことでチームの動きが止まってしまったので、そこはすごく申し訳ないですし。チームの皆さんの練習期間を奪ってしまったのはすごく申し訳なく思っています」
 ―新型コロナウイスルが世界的に拡大しているなか、ウイルスの脅威をどう感じるか
 「自分は医療関係者じゃないので詳しいことは分からないですけど、感染力が強いにも関わらず、自分のように症状がほとんどないということがたくさんあると聞いている。そのあたりがやはり怖い点かなと思います」
 ―感染者として世間に言えることは
 「特に自分から言えることはあまりないですが、自分も、まさか自分が、というふうに疑わなかったので、自分がかかっているのでは、というふうに行動するほうが拡大防止にはつながるのかなと身に染みて思いました」
 ―監督、チームメートと話は
 「きょう甲子園で練習されている皆さんに直接、謝罪と話をさせていただいて、申し訳ありませんでしたと言うと、しっかり野球で頑張れよと声を掛けていただいたので、野球をしっかり頑張りたいと思います」
 ―筋力低下など体への影響は
 「できることは限られてくるので、影響がないということはないですけど、部屋でトレーニングしたり、重りを持ってトレーニングしたりとかしていたので、ある程度、自分でパフォーマンスが落ちないように努めてはいました」
 ―開幕は見えないが今後への思い
 「今回たくさんの方々にご迷惑をお掛けしたので、反省しまして、今後、野球のプレーで取り返すしかないと思いますし、しっかりプレーで皆さんに恩返しできるように一生懸命、野球を頑張っていきたいと思います」
 ―明日から練習復帰
 「はい」
 ―PCR検査を最初に勧められたときの心境は
 「世間的にはPCR検査を受けるときは症状がしっかりあったりとか、37度以上の熱とかというのがあったので、そういう風にはとらえていなかったですけど、自分が受診した日に嗅覚症状がコロナウイルスなんじゃないかというのがあったので、その流れでPCR検査を受ける形になった。自分の中ではあまりコロナウイルスというのがまったく頭にない状態でPCR検査となったので、驚いたというか…」
 ―病院ではどのような治療をしてきたか?
 「特に治療ということはなかったですね。自分は全く症状がなかったですし、入院した当時には嗅覚はもう戻っていましたので、特に無症状、完全な無症状と言うことで特に治療ということはなかった」
 ―できる範囲のトレーニングはしていた?
 「ちょっとスペースがあったので、そこにマットを敷いて、体幹トレーニングだったりとか腕立て伏せとか、できるトレーニングだったりとか、グラブも持って行っていたので、シャドーピッチングとかもやっていました」
 ―社会全体で感染拡大防止に取り組むなかで、なぜ会食(3月14日)に参加したのか?
 「そこに関しては軽率だったと思います」
 ―食事会の中から選手含めて6人感染。一歩間違えばチーム内、それ以外にも感染が広がっていた可能性は否定できない
 「振り返っても、当時そういう認識はなかったですし、非常に軽率だったと思います」
 ―これだけ長い間野球ができないのは、野球を始めてから初めて?
 「ここまでボールを投げていないというのは、小学校で野球を初めて以来、なかなかないんじゃないかなと思う」
 ―感染を経験した立場で世の中の人に伝えたいことは
 「あまり偉そうに言える立場ではないので、特にということはないですけど」
 ―体重管理、筋力維持で気を付けていたことは?
 「極力、自宅に帰ってからはダンベル注文したりとか、投球用のネットを注文したりして、家でボールを投げたりはずっとしていたので、そのあたりは極力、部屋の範囲内で通常の練習に近づけようとしようとは心掛けていた」
 ―取り返すとなるとプレーで
 「そうですね。しっかりプレー、結果で取り返せるように頑張ると言うのが一番大きいと思うので、そこでしっかり取り返していけるように頑張っていきたいと思います」

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