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タイの医療、深刻化 救急隊到着に4時間、遺体放置

2021年7月24日 05時00分 (7月24日 05時01分更新)
タイ中部サラブリ県で21日、屋外で病院内への搬送を待つ患者ら=医師提供

タイ中部サラブリ県で21日、屋外で病院内への搬送を待つ患者ら=医師提供

 【バンコク=岩崎健太朗】新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないタイで、医療機関の逼迫(ひっぱく)が深刻化している。首都バンコクでは感染力の強い変異株「デルタ株」が感染の八割近くを占め、路上で倒れたまま死亡する人も出た。
 地元メディアによると、バンコク旧市街で二十日午前、駐車場管理人の五十代男性が不調を訴えたが、医療用酸素を配備した救急隊の到着までに四時間かかり、持病があった男性はコロナ感染で死亡したとみられる。防護服や人員の不足で、遺体は午後十時ごろまで路上に放置された。感染が疑われる路上生活者らの路上死も複数報告されている。
 二十三日発表の新規感染者は一万四千五百人余で連日、過去最多を更新。死者は百人前後で推移している。医療スタッフの感染や人工呼吸器不足で患者の受け入れを制限する病院が相次ぎ、警察や軍の施設などに、軽症者を受け入れる簡易病院の設置を急いでいる。
 政府は都市封鎖を強化し、プラユット首相がフェイスブックで「危機のターニングポイントにある」と訴えた。ワクチン調達を担う国立研究所は二十一日、これまで加入していなかったワクチン共同購入・分配の国際的枠組み「COVAX(コバッ...

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