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カナダから移住 鹿島さん夫婦準備 新天地 穴水にカフェを

2021年7月24日 05時00分 (7月24日 05時03分更新)
自ら焙煎したコーヒーのセットを手に笑顔の鹿島直皓さん=穴水町大町で

自ら焙煎したコーヒーのセットを手に笑顔の鹿島直皓さん=穴水町大町で

コーヒー焙煎挑戦「子育て話し合える場に」


 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、穴水町で新たな生活を始めた若手夫婦がいる。昨年、カナダから移り住んだ鹿島直皓(なおひろ)さん(29)と千寛(ちひろ)さん(28)。現在は、自ら焙煎(ばいせん)したコーヒーを販売するネットショップを運営。今年四月には第二子が誕生し、子育て中の人が安心して通えるキッズカフェを開店しようと準備を進めている。 (森本尚平)
 若い頃からバックパッカーとして海外を転々とした直皓さんは、コロナが世界中にまん延し始めた時、カナダ・バンクーバーの鉄板焼き店でシェフとして働いていた。休業を余儀なくされ、店がいつまた開くか分からない状況の中、日本へ帰国。千寛さんが珠洲市出身ということもあり、能登へ移住を決めた。
 「子どももいて仕事も忙しく、奥さんにも迷惑をかけていた。のんびりした雰囲気の田舎で生活するのもいいかなと思った」と直皓さん。昨年六月、同町大町の公営住宅へ長男(2つ)と三人で移り住んだ。町について「新しいことに取り組んでいる人もいる。移住しやすいところだと感じている」と話す。
 新たな挑戦として、コーヒーの焙煎を始めた。ネットショップも立ち上げ「LAZZIE BROTHERS ROASTER(レイジー・ブラザーズ・ロースター)」と名付けた。レイジーは「なまけもの」を意味し、旅先で知り合った仲間たちとのつながりに思いを寄せる。取り扱う豆の産地は、インドネシアやミャンマーなど自身が訪れた東南アジアが中心。中には東ティモールのコーヒーもあり、それぞれの産地に関して村の名前やその様子、製法など詳しく写真付きで説明している。
 海外生活で、たくさんの種類や飲み方があり、それぞれの産地にさまざまな背景があることを知った。「コーヒーをいろいろな人に飲んでもらってストーリーを感じながら楽しむ。そういうものを届けていきたい」と願う。
 移住してから第二子の長女が生まれ、子育てに励みながら新たなことに取り組む。キッズカフェの開店もその一つ。千寛さんは「ママさん同士が集まる場所が町には少ない。じっくり話し合えるような場所にできれば」と話す。子どもを遊ばせるスペースや授乳室を備え、ゆっくりとコーヒーや食事が楽しめる場所を目指し、着々と準備を続けている。直皓さんは「穴水は確実にいいところ。自分たちのような若い夫婦を呼び込むためにも、ちょっとした交流の場をつくっていきたい」と意気込む。
 ネットショップは、店名で検索。現在は、夏にぴったりの水出しコーヒーなどを販売中。

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