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コロナの起源、論争再燃 中国は「米側が流出」説広める宣伝工作も

2021年7月23日 05時00分 (7月23日 05時01分更新)
 【北京=中沢穣】新型コロナウイルスの起源を巡る国際的な論争が再燃している。中国湖北省の武漢ウイルス研究所から流出したとの見方が米国などで強まっているのに対し、中国政府高官は二十二日の記者会見で、今後の調査は米国を含む中国国外で行われるべきだと訴えた。中国政府は「米国の研究所が起源」との説を広める宣伝工作も活発化させている。
 中国国家衛生健康委員会の曽益新(そうえきしん)副主任は会見で、世界保健機関(WHO)が第二段階の起源調査を中国でも行うべきだと要求したことについて「常識を尊重せず、科学に対する傲慢(ごうまん)な態度だ」と反発した。
 主張の根拠の一つは、WHOの専門家らが一〜二月に湖北省武漢で行った調査で、同研究所から流出した可能性を「極めて低い」と結論づけたことだ。曽氏は三月に公表された調査報告書が「科学的だ」と強調した上で、「WHOの専門家が求めた訪問先や聞き取り対象者はすべて実現させた」と中国が調査に非協力的との批判を退けた。
 また報告書はウイルス起源がコウモリである可能性が「比較的高い」とも言及したが、会見に同席した専門家は「中国の科学者はすでに大量の研究を行った」として国...

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