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中東欧でLGBT抑圧政策 「人権のEU」守れるか

2021年7月23日 05時00分 (7月23日 05時01分更新)
ハンガリーの首都ブダペストの議会前で今月8日、虹色の風船を揚げ、性的少数者の差別につながる新法に抗議して集まった人たち=AP

ハンガリーの首都ブダペストの議会前で今月8日、虹色の風船を揚げ、性的少数者の差別につながる新法に抗議して集まった人たち=AP

  • ハンガリーの首都ブダペストの議会前で今月8日、虹色の風船を揚げ、性的少数者の差別につながる新法に抗議して集まった人たち=AP
 【パリ=谷悠己、モスクワ=小柳悠志】中東欧諸国で性的少数者(LGBT)への抑圧的な政策が相次ぎ、人権意識の高い欧州連合(EU)の主要課題に浮上している。EU欧州委員会は加盟国ハンガリーとポーランドに対する法的措置を開始。EU入りを目指すジョージア(グルジア)ではLGBTへの抗議が暴行事件に発展し、加盟協議に影を落としている。
 「平等と人権の尊重というEUの基本理念を守るため、あらゆる措置を講じる」。欧州委は十五日、東欧二カ国への法的措置を発表した声明にこう記した。
 ハンガリーでは未成年の目に触れる同性愛の描写を禁じる新法が施行されたばかり。ポーランドは二〇一九年以降、百以上の自治体が「LGBTフリーゾーン(排除区域)」と名乗って差別を助長している。欧州委は、両国が二カ月以内に対応策を提示できなければEU司法裁判所への提訴に踏み切る考えを示した。
 「新法に差別の意図はない」としてEUによる圧力を「内政干渉」などと批判してきたハンガリーのオルバン首相は二十一日、新法への賛意を得るため国民投票を実施する意思をフェイスブックで表明した。
 中東欧諸国では同性愛を禁じた旧ソ連の影響や敬虔(けいけ...

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