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ネット社会、五輪揺らす 過去の言動が「炎上」、識者は

2021年7月23日 05時00分 (7月23日 05時01分更新)
開会式のリハーサルのため国立競技場に入る出演者ら=18日、東京都新宿区で

開会式のリハーサルのため国立競技場に入る出演者ら=18日、東京都新宿区で

 東京五輪・パラリンピック開会式で音楽制作を担当していた小山田圭吾氏の辞任に続き、開閉会式の演出担当の小林賢太郎氏も解任された。いずれも過去のインタビューやコントの内容がインターネット上で炎上したのが発端となった。人権や社会の多様性への意識が急速に高まる中、メディア環境の変化が二人を退場に追いやった形だ。
 十四日に式への両氏の参画が発表された直後から問題化したのが、小山田氏だ。障害者らへのいじめを告白する一九九〇年代刊行の雑誌記事の内容を転載したブログなどが、ツイッターを通じ拡散。小山田氏が十九日に辞任すると、今度は小林氏がお笑いユニット「ラーメンズ」時代に、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に言及した九〇年代のコントライブの動画がネットで非難され、二十二日の解任につながった。
 「彼ら自身が時限爆弾を抱える身だった」と評するのは大妻女子大教授(メディア文化論)の田中東子さん。問題とされたのはいずれも二十年以上前の言動だが「未来の人にどう受け止められるかを想定していなかったというのは、表現者として言い訳にならない」と断じる。
 加えて、人権の観点から問題のある言動を許してきた日本の文化や社会...

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