本文へ移動

産んでいない私、ダメですか 「産む性」の今

2021年7月23日 05時00分 (7月23日 05時02分更新)
くどうみやこさん=本人提供

くどうみやこさん=本人提供

  • くどうみやこさん=本人提供
  • くどうさんが「マダネ プロジェクト」などを通して感じたことをまとめた漫画と本
  • マタニティーマークを見るのがつらいと感じる人もいる
 少子化対策の一環として不妊治療の保険適用や育休制度の充実など、さまざまな社会変革が進んでいる。その傍らで、ともすれば忘れられがちなのが、子どもを産んでいない女性たちの思いだ。出産経験がない人への偏見が根強く、言うに言えないさまざまな葛藤を抱えている人もいる。「産む性」の今について考えた。 (木原育子)

「負い目ある」「罪と言われ」

 「子どもを産んでいないことに負い目があった。誰にも悩みを言えず、肩身の狭い思いで生きてきた」。六月中旬の日曜日、二十〜六十代の女性約二十人がオンラインで集まり、四十代の参加者がこんな気持ちを吐露した。
 イベントの名称は「マダネ プロジェクト」。「まだまだこれから」と「NEO(新しい評価)」からの造語で、参加者の共通点は子どもを産んでいないということ。不妊治療の末に授からなかった、流産した、仕事を優先して適齢期を過ぎた…。自ら産まない人生を選択した女性もいる。既婚者、事実婚、バツイチ、独身など婚姻歴もそれぞれだ。
 この日のテーマは「実は傷ついていること」。四十代後半まで不妊治療をした女性は、妊婦がかばんに付けているマタニティーマークのキーホルダーや、ベビーカー...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

特報の新着

記事一覧