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さすがの久保建英もびびっていたレアル初練習前 目を見張る「環境適応力」【東京五輪・担当記者メモ】

2021年7月22日 22時53分

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日本―南アフリカ 後半、先制ゴールを決め、喜ぶ久保建(手前中央)

日本―南アフリカ 後半、先制ゴールを決め、喜ぶ久保建(手前中央)

◇22日 東京五輪 サッカー男子1次リーグA組 日本1―0南アフリカ(味の素スタジアム)
 1968年メキシコ五輪以来のメダル獲得を狙う日本は後半26分、MF久保建英(20)=レアル・マドリード=がゴールを決め、1―0で白星発進した。同じA組のフランスはメキシコに1―4で敗れた。原則24歳以下で争われる男子は16チームが4組に分かれて1次リーグを行い、各組上位2チームが準々決勝に進む。
【担当記者メモ】
 久保建は自在の技術で見る者をうならせるが、プレー以上に見逃せないのは「環境適応力」だという。
 2015年3月に帰国して以降の約7年間、クラブ、世代別を含む日本代表など計13チームでプレーした。自分より上の世代がほとんどという異例の環境サイクルで、”武器”は存分に磨かれた。
 FC東京元GMの立石敬之さんは「人懐っこくて、いつも人の輪の中心になるのはタケの才能」と言えば、同U―18の中村忠監督も「年上、年下も関係なく話し掛けたり、突然パッと入ってもプレーできたりしてしまう。溶け込む能力は本当にすごい」と目を細める。
 19年夏、レアル・マドリードの初練習前。さすがの久保建もびびっていた。
 「自信をへし折られたらどうしよう。どうしよう」
 だが、杞憂(きゆう)に過ぎなかった。セルヒオラモスやモドリッチ、ベンゼマに囲まれても、「やってみたら、それが当たり前になった」と事もなげに言ってのけた。
 年齢の差、環境の変化に気後れせず飛び込む。そして、いつの間にか自らが力を発揮しやすい環境に変えてしまう。久保建は「引っ越しみたいなもの。小さい頃からいろんなチームを渡り歩いてきたので、自然と身についたのだと思う」と言う。
 飛び級で臨んだ東京五輪。歓喜の輪の中心にいたのは、まだ少年の面影を残す20歳だった。(松岡祐司)

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