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<この一球> 兄の雪辱果たす 救援の1年左腕、池田・田神投手

2021年7月23日 05時00分 (7月23日 05時01分更新)
池田−大垣商 14回裏、リードをもらい力投する池田の田神投手=長良川球場で

池田−大垣商 14回裏、リードをもらい力投する池田の田神投手=長良川球場で

 「逃げていたら勝てない」。延長十四回タイブレーク。3点をもぎ取ったその裏、池田の田神一騎投手(一年)は己を奮い立たせて左腕を振った。
 リードする林徹明捕手(三年)は相手打線を映像で研究し、引っ張る癖を見抜いていた。田神投手は林捕手の配球通り、外角主体の投球を心掛けた。
 適時打と犠飛で2点を返されたが、林捕手が二盗を阻止して2死に追い込む。だが、さらに四球で走者を出した。「緊張していたが、ベンチやスタンドの声援で吹っ切れた」。最後の打者を、外角低めの直球で三振に仕留めた。
 十三回から登板した一年生左腕を上級生が支えた。十三回1死満塁では右翼手の古川潤選手(三年)が、タッチアップを試みた三塁走者を直接送球で本塁でアウトに。サヨナラの危機から救っていた。
 田神投手の兄寛太さん(19)も池田でプレー。二年前の夏の大会で敗れた相手がくしくも大垣商だった。「雪辱を果たす」。その一心で挙げた白星でもあった。
 福島秀一監督は「とにかく1点取れるまで我慢してくれと伝えていた。執念を見せてくれた」とたたえる。田神投手は「次の試合も気合で打者をねじ伏せる」と白い歯を見せた。 (秋田耕平)

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