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「人と人とのかかわり」テーマにリニューアル記念展 滋賀県立美術館

2021年7月23日 05時00分 (7月23日 05時00分更新)
度会保浩によるステンドグラスの技法でつくった立体作品「庭」=滋賀県立美術館で

度会保浩によるステンドグラスの技法でつくった立体作品「庭」=滋賀県立美術館で

「Soft Territory かかわりのあわい」(滋賀県立美術館=大津市瀬田南大萱町、8月22日まで)
 4年間の休館をへて、6月末に装いを新たにした同美術館のリニューアル記念展。「人と人とのかかわり」を枠組みに据えながら、地元ゆかりの若手作家12人の新作を並べる。
 同県甲賀市の度会保浩(40)の立体作品「庭」は、ステンドグラスの技法を用いて空間を包んだ。ガラスを容器としてではなく、私的な空間の内側と外側の「あわい」として捉え直す。
 大津市の美術作家・藤永覚耶(37)は、輪切りにした木の裏側から塗料を注入し、表側にしみ出させて絵を描いた。ぼんやり浮かぶ人物像は、コロナ禍で直接会えなくなった相手との距離を示唆しているのだろうか。
 館では、同県近江八幡市の桑実寺に伝わる「桑実寺縁起絵巻」を起点に「祈り」の系譜などに焦点をあてた展覧会「ひらけ!温故知新」も開催。現在という「横」と歴史という「縦」の二つの時間軸から地域を映す企画。この地で交差する文化の豊かさを、再び享受できる喜びに浸りたい。 
 (宮崎正嗣)

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