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<不登校の先に> (10)ロボット開発研究者・吉藤オリィさんに聞く

2021年7月23日 05時00分 (7月23日 05時00分更新)
「分身ロボットカフェ」で接客するオリヒメの隣に立つ吉藤さん=6月、東京・日本橋で

「分身ロボットカフェ」で接客するオリヒメの隣に立つ吉藤さん=6月、東京・日本橋で

 「自分なんかいない方がいいんじゃないか、と苦しく、つらかった」。ロボット開発研究者の吉藤オリィさん(33)は、不登校だった小学五年からの三年半を振り返る。とにかく「孤独」だったという。十七歳の時、「世の中の人の孤独を解消するため、残りの人生を使おう」と決めた。連載の最終回は、不登校の先に見つけた道を歩む吉藤さんの思いを聞いた。 (長田真由美)
 −学校を休みがちになったのは小学五年の冬。何がきっかけだったのか。
 もともと教室でじっとしているのが嫌い。でも、工作や折り紙が好きで、低学年の時は私が作ったもので友達が遊び、クラスの中心にいた。ただ、周りが精神的に大人びてきた四年生ごろからなじめなくなった。そんな時、好きだった祖父が亡くなり、ストレスから検査入院。二週間休んだら急に行きづらくなった。
 生まれ育ったのは奈良県の小さな村。最初は両親も世間体を気にして、学校に行くように言ったことも。ただ、毎日おなかが痛くて吐いたりする姿に「健康でいてくれたら、親としてはそれで十分」と変わったよう。私も気が楽になりました。
 −高校への進学は、ある先生との出会いがきっかけと聞いた。
 両親はいろんなことを...

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