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土砂災害の熱海在住・渡辺彩香が単独首位 地元への強い思いを原動力に【女子ゴルフ】

2021年7月22日 19時58分

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渡辺彩香=資料写真

渡辺彩香=資料写真

◇22日 女子ゴルフ 大東建託・いい部屋ネットレディス 第1日(札幌市南区・滝のCC)
 土砂災害に見舞われた静岡県熱海市に住む渡辺彩香(27)=大東建託=が8バーディー、ノーボギーの64をマーク、8アンダーで単独首位に立った。所属会社主催大会でミセスでもVとなるかどうか。1打差7アンダー2位に全美貞(ジョン・ミジョン、韓国)、5アンダー3位に藤田さいき(35)=チェリーゴルフ、宮里美香(31)=ニチコン=が続いている。帰国2戦目の渋野日向子(22)=サントリー=は2アンダーで21位発進。
 届けたい思いがある。渡辺の愛する地元・熱海に。「自宅は被害のあった伊豆山地域からは車で10分ほどと離れていて大丈夫だったんですけど、見慣れた景色があんなことに…。すごくショックだった」。自身が生まれ育ち、今年2月に結婚してからも夫の柔道家・小林悠輔さん(27)と共に住むスイートホームのある熱海市。7月3日に発生した大規模土石流が残した惨状には、目を疑ったという。
 あれから約3週間がたつ。渡辺のお気に入りの場所、サンビーチも今年は海水浴場開設が中止された。町に元気がなくなっている。「自分に何かできることはないか、と思っていて、それが今のモチベーションにもなっています。少しでもいいニュースを届けたいと、あれ以来強く思うようになりました」。好成績、いやできることなら優勝で地元を励まし、賞金を得て、地元の復興に役立ててもらおうという心積もりもありそうだ。
 この日は10番パー5からスタート。第2打でグリーン手前20ヤードまで運ぶと、アプローチをピタリと寄せて「OKバーディー」発進。「ここ数試合ずっといい感じ」だというショットにパッティングもかみ合い、14、16、18番でもバーディーを奪ってターンすると、4番、そして6番からは3ホール連続でバーディーを積み重ね、ノーボギーの64で上がってきた。
 「パー5を4つ全部取れたのがこのスコアにつながったと思う。残り3日間も自分の持ち味(飛距離)を生かして、しっかり集中してやりたいと思います」。今大会は2016年から所属契約を結ぶ大東建託の主催大会。自身初のホステス優勝へ向けても絶好のスタートとなった。
 埼玉栄高時代の3年間も下宿せず、自宅から新幹線を乗り継いで通った。そんな地元愛がミセス初Vへの原動力となる。

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