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【石川】三菱ふそう 金沢支店を白山に移転 電気トラック 普及仕様  

2021年7月22日 05時00分 (7月22日 12時38分更新)
金沢市から移転オープンする三菱ふそうトラック・バス金沢支店=石川県白山市で

金沢市から移転オープンする三菱ふそうトラック・バス金沢支店=石川県白山市で

  • 金沢市から移転オープンする三菱ふそうトラック・バス金沢支店=石川県白山市で
  • 電気小型トラック「eキャンター」と急速充電設備=石川県白山市で

 女性の労働環境も改善 急速充電設備を設置


 三菱ふそうトラック・バス(川崎市)は、金沢支店を金沢市内から石川県白山市番匠(ばんじょう)町に移転し、八月十七日から営業を始める。販売や整備を担う新たな支店には、電気トラックの普及を見据え、北陸三県の同社の拠点では初めて急速充電設備を設置。整備士のなり手不足が課題となる中、女性専用のシャワー付き更衣室を新設するなど、女性整備士も働きやすいよう工夫した。 (高本容平)
 新支店は鉄骨造り二階建て、延べ五千百五十八平方メートル。北陸自動車道白山インターチェンジ(IC)から二・五キロ南に位置し、海側、山側環状道路や国道8号にもほど近い。
 旧支店は一般整備用と車検用の二工場に分かれていたが、一つに集約し、作業を効率化。二十五メートルの整備レーンが十本あり、同時に十三〜十七台を整備できる。旧工場にはなかった女子トイレも設置。ドライバーが整備が終わるまでくつろげる待合室も女性専用を新設した。
 同社は二〇一七年、世界で初めて量産型の電気小型トラック「eキャンター」を発売。現在、世界で二百台以上、国内では七十台が走っている。北陸三県ではまだ導入実績はないが、今後、受注獲得を目指す。急速充電設備はトラックでも利用しやすいよう、広い停車スペースを確保。eキャンターはバッテリー残量が20%の場合、九十分でフル充電できる。
 二十一日に開所式があり、報道向けにeキャンターの試乗会が開かれた。静かなモーター音が響くだけで振動もなく、パワフルに加速する。航続距離は百キロと長距離輸送には適さないが、市街地での荷物の配達などで活躍できるという。同社は三九年までに国内と欧米向けの新車をすべて電気自動車(EV)か燃料電池車(FCV)に切り替える目標を掲げている。
 ハートムット・シック社長は「労働環境を改善したので、女性のメカニックの雇用にもつなげたい。金沢支店はこれから建設する他の地域の拠点のお手本になる」と強調。電気トラックの普及に向け「鍵になるのはインフラの整備。他のメーカーと組んで充電設備のネットワークを構築できれば、日本の街中でもますます多くの電気トラックが見られるようになるだろう」と期待を込めた。

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