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盛り土「安全問題ない」 JR東海社長

2021年7月22日 11時03分 (7月22日 11時03分更新)
 JR東海の金子慎社長は二十一日、名古屋市で会見し、熱海市伊豆山(いずさん)地区での土石流災害で高まっている盛り土への懸念に対し、リニア中央新幹線南アルプストンネル(静岡市葵区)工事で出る盛り土の安全性は問題ないと認識を示した。
 土石流を大規模化させた盛り土は、熱海市への届け出を上回る量が盛られ、排水設備もなかったとみられる。金子社長は「盛り土はしっかり設計、施工、管理が行われているかが問題。弊社は安全(第一)でやっている」と述べた。
 JRは静岡工区での発生土の大部分を占める三百六十万立方メートルを大井川上流部東岸の燕沢(つばくろさわ)に高さ六十メートルで積み上げる計画。専門家は複数回、周辺で大規模な岩屑(がんせつ)雪崩が発生した可能性を指摘し懸念を示している。
 金子社長は、県が事務局を務める、リニア工事の悪影響が懸念される南アルプスの保全と利活用を進める「南アルプスを未来につなぐ会」に入会の意向を伝えていることを明かした。 (牧野新)

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