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カヤックこいで蒼島上陸 小浜・加斗小6年生 

2021年7月22日 05時00分 (7月22日 10時03分更新)

息を合わせてパドルを動かす児童=小浜市加斗沖で 


 

 沖合1キロ 国の天然記念物森林観察

 小浜市加斗小学校の六年生十人は、生い茂る森林が国の天然記念物に指定されている蒼島にシーカヤックで渡り、島内の貴重な草木を観察した。
 蒼島は同市加斗の海岸から約一キロの沖合にある面積八千二百五十平方メートル、標高三九メートルの無人島。植生には人の手が加わった形跡がなく、「蒼島暖地性植物群落」として一九五一(昭和二六)年に天然記念物に指定された。島を北限産地とするナタオレノキやムサシアブミが自生している。
 児童は学校近くの海岸で二人乗りのシーカヤックに乗り込み、下級生に見送られながら元気よく出発。練習の成果を発揮してリズムよくパドルを動かし、海上をすいすい進んだ。

天然記念物の森を散策する児童=小浜市の蒼島で

 蒼島に上陸すると、急斜面の森林に入り、周囲の植物を観察。ナタオレノキを見つけてスケッチするなど、地元の自然について理解を深めた。
 帰路は、シーカヤックで島東部の岩場にある洞窟をくぐり、力を振り絞って海岸を目指した。
 若松尚栄君は「練習ではなかなか真っすぐ進まなかったけど、ペアで息を合わせてカヤックをこげた。珍しい植物がたくさんあり、どうして天然記念物なのかがわかった」と笑顔を見せ、薮本樟太君は「島の環境を守っていきたい」と話した。 (鈴村隆一)

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