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リニアルート変更「ない」 JR東海社長

2021年7月22日 05時00分 (8月21日 12時11分更新)
 JR東海の金子慎社長は、二十一日の定例記者会見で、東京・品川−名古屋間での開業を目指し建設工事が進むリニア中央新幹線のルートについて、「見直しは一連の計画を振り出しに戻すことになる。困難で、考えられない」と述べた。
 リニア工事を巡り、先月の静岡県知事選で四選を果たした川勝平太知事が、県内を通るルートの変更や工事中止を求める可能性に言及している。金子氏は、知事選後初めての会見で、改めて変更を否定した。
 金子氏は、同県熱海市で大きな被害があった土石流が新幹線の線路近くで発生したことにも言及。「東京−名古屋−大阪という日本経済の大動脈を東海道新幹線一本で結んでいて、大きな災害があると非常に脆弱(ぜいじゃく)。一番抜本的な対策は、バイパスを作って複線にすること」と強調した。
 熱海の土砂災害では、盛り土の崩落が土石流の起点になったとみられる。金子氏は「盛り土そのものが危険なのではない。設計、施工、管理を適切に行うことが重要だ」と指摘。トンネルが多いリニア工事で発生する大量の残土の一部を盛り土にする際、徹底して安全を確保する考えを示した。

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