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差別 互いの国現状は 小松大生、米国の学生とビデオ会議

2021年7月22日 05時00分 (7月22日 05時03分更新)
オンラインで議論する大学生たち=小松市の公立小松大中央キャンパスで

オンラインで議論する大学生たち=小松市の公立小松大中央キャンパスで

 小松市の公立小松大の学生が、日本留学を希望する米国の大学生とオンラインで交流し、人種差別や性差別について考えた。米国で新型コロナウイルス感染症が拡大して以降、アジア系住民へのヘイトクライム(憎悪犯罪)が増えたことも取り上げ、その原因や地元の対応を学んだ。(坂麻有)

「これまで鈍感だった」「刺激受けた」

 日本留学の希望者を支援する「京都アメリカ大学コンソーシアム」と小松大が主催。「差別と不正義の克服に向けて」と題し、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で開いた。同大国際文化交流学部の二〜四年生八人と、米国の大学生五人が学内の教室や自宅から参加。学生らは女性の生きづらさを表現した韓国の作家チョ・ナムジュさんの小説「82年生まれ、キム・ジヨン」などの資料を事前に読み、議論に臨んだ。
 学生たちは班ごとに、自分が見聞きした差別について日本語で議論。小松大生は、男性の育児休暇取得が進んでいないこと、結婚後に名字を変えるのはほとんど女性であることなど日本の現状を話した。米国の学生は「日本や米国で起きている特定の民族への差別には歴史的背景が根強く関わっている」と指摘。さらに米国では、コロナ禍でのヘイトクライムに抗議し、寄付を募ってアジア系高齢者や女性の外出時のタクシー代を補助する活動も始まっていると紹介した。
 最後に議論の感想を発表。小松大の学生たちは「これまで差別に鈍感だったが現状を知り考えるきっかけになった」「差別的な言動を受けた時に抗議活動をする姿勢に刺激を受けた」と振り返った。

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