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金澤町家維持へオンラインツアー 改修事例や販売物件紹介

2021年7月22日 05時00分 (7月22日 05時03分更新)
黒しっくいや赤瓦が特徴的な「KASAICHI101」。オンラインツアーで町家の改修事例として紹介される=金沢市笠市町で

黒しっくいや赤瓦が特徴的な「KASAICHI101」。オンラインツアーで町家の改修事例として紹介される=金沢市笠市町で

  • 黒しっくいや赤瓦が特徴的な「KASAICHI101」。オンラインツアーで町家の改修事例として紹介される=金沢市笠市町で
 金沢市の歴史文化遺産「金澤町家」のオンラインツアーを、県内の建築家や不動産業者らが24日午前に催す。新型コロナウイルスの影響で往来が制限されて町家の見学なども難しい中、改修事例や販売中の物件を紹介。冬の寒さ対策や耐震補強、改修費用といった疑問に専門家が答える。(押川恵理子)

「活用推進機構」が24日 

 ツアーを企画したのは一般社団法人「金澤町家活用推進機構」(同市安江町)。理事で、自らも町家を買ってゲストハウスを営む山田滋彦さん(39)は「町家の内見会に行く時間などが取れない人らに、いろんな専門家とオンラインで意見交換できる場を提供したい」と話す。
 改修事例では、一八八八(明治二十一)年に建てられた元漁網店で、レストランや生花店の入る複合施設「KASAICHI101」(同市笠市町)を取り上げ、販売中の物件は同市長町の二軒を紹介する予定。
 金澤町家は一九五〇(昭和二十五)年以前に建てられた木造建築で、寺院や神社などは含まれない。市の二〇一七年度調査によると、旧城下町のエリアを中心に約六千軒あるが、毎年百軒以上が解体されて失われている。市は売買や賃貸物件の情報を提供する「金澤町家情報バンク」を運営しており、町家の取引にもコロナの影響がやや出ているという。
 山田さんは故郷の京都市で二軒、移住した金沢市で三軒の町家を所有する。「それぞれの土地にしかない町並みや食文化こそ日本の魅力だと思う。金沢の町並みをつくる要素の一つである町家の維持につながれば」と願う。
 ツアーは午前十時〜十一時半で、参加費はNPO法人金澤町家研究会による最新の書籍「金澤町家−改修と活用−」(税込み二千二百円)が付いて二千五百円。専用サイト=QRコード=から申し込む。

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