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不登校の子へ、焦らず学ぼう 湖西の木下さん支援教室立ち上げ

2021年7月22日 05時00分 (7月22日 05時03分更新)
参加者に2時間のスケジュールを優しく説明する木下いづみさん=湖西市鷲津のアルカミーノで

参加者に2時間のスケジュールを優しく説明する木下いづみさん=湖西市鷲津のアルカミーノで

 学校への行きづらさを感じる小中学生が安心して学べる環境を−。少人数でリラックスして学習や創作、外遊びに取り組める教室「ルクラ」が、湖西市鷲津の商業施設アルカミーノの一角で始まった。小学校非常勤講師でカウンセラーの木下いづみさん(54)=同市古見=が運営。事前予約制で週二回、平日の午後に開く。 (鈴木太郎)
 木下さんは県西部の小中学校、特別支援学校の教員として三十年の経験がある。勤務する先々で、不登校に関する保護者の悩みを多く耳にしてきた。
 不登校の原因は、人間関係や学習のつまずきなどさまざま。引きこもりの子を支える親が高齢化する「8050問題」が深刻化する中、悩みを抱えた子どもに無理のないよう、早めに社会とつながれる場が必要と痛感した。民間で児童生徒が通える場が同市に少ないと問題意識を抱き、自分でつくろうと思い立った。
 二〇二〇年三月、家庭の事情でフルタイム勤務から退いたことをきっかけに、心理カウンセラーの資格を取得。今年四月に新たな形式で始まった同市の市民活動相談を通し、思いを形にしていった。
 アルカミーノ内「おうちで暮らすサポートセンター」で週二回、平日の午後の二時間で活動し、一日の参加人数は四人まで。参加費は当面、無料。その日の内容は、参加する子どもの好みやペースにできる限り合わせて決める。浜松市など近郊からの参加も歓迎する。
 活動初日は、浜松市から女子中学生と母親らが参加。自己紹介をした後は、絵を描くなどして自由に過ごした。「ルクラ」の名に、「緩く、楽に」や「輝く」といった思いを込めた木下さん。「焦らず子どもたちと信頼関係をつくり、社会につながる自信を育みたい」と目標を話す。
 週二回の活動に加え、毎週水曜日の午後には、同センターを会場に、不登校や子育ての悩みに関する予約制の個別相談を開く。また七月二十六日〜八月六日の平日には、小学生の夏休みの読書感想文や絵画の課題を有料でサポートする教室を遠州信用金庫湖西支店(鷲津)で開催する。ルクラと個別相談は木下さん=電090(7684)6365、夏休みの宿題サポート教室はどうぞ事務所=電053(548)4598=から予約する。

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