本文へ移動

勅使川原三郎の新作「羅生門」 人間の本質、ダンスで迫る

2021年7月22日 05時00分 (7月22日 05時00分更新)
 世界的なダンサーで愛知県芸術劇場芸術監督の勅使川原三郎=写真=が八月十一日、新作のダンス「羅生門」を名古屋・栄の同劇場大ホールで披露する。芥川龍之介による原作を基に、葛藤と裏切りの果てに現れる人間の本質に迫る。
 荒れ果てて死体置き場になっている平安京の正門が舞台。身分の低い男が激しい雨に降られて駆け込むと、死体から髪の毛を抜き、かつらにして売ろうとしている高齢の女に出くわす。男はその行為を忌まわしく思いつつ、一方で−。
 勅使川原の他、近年は振付家としても欧州で評価を高めている佐東利穂子と、独ハンブルク・バレエ団で最高位のプリンシパルとして活躍するウクライナ出身のアレクサンドル・リアブコが出演する。
 勅使川原は「羅生門を巡る死と生のはざまの混乱や恐怖は、私たちの時代そのもの。そこからはい上がろうとする人間の生を描きたい」と力を込めた。
 午後七時開演。7000〜3000円。(問)愛知芸術文化センタープレイガイド=電052(972)0430 (林啓太)

関連キーワード

PR情報

エンタメの新着

記事一覧