照ノ富士の横綱昇進が正式決定 「不動心を心掛け、横綱の品格、力量の向上に努めます」【大相撲】
2021年7月21日 10時20分
日本相撲協会は21日、秋場所(9月12日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、大関の照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=の第73代横綱昇進を満場一致で正式決定した。新横綱の誕生は2017年初場所後の稀勢の里以来4年ぶり、令和では初。外国出身では7人目、モンゴル出身は5人目。
協会の使者が東京都江東区の伊勢ケ浜部屋を訪れ「本日理事会におきまして、大関照ノ富士を満場一致にて横綱に推挙しましたことをお伝えします。おめでとうございます」と伝えると、照ノ富士は「謹んでお受けいたします。不動心を心掛け、横綱の品格、力量の向上に努めます。本日は誠にありがとうございました」と口上を述べた。
その後に行われた会見では、不動心について「いろいろなことがありましたけど、何事にもぶれない精神を持って、これからも頑張っていきたいという思いで(述べた)」と言い、横綱の品格と力量については「横綱という地位は協会の看板を背負っている地位。どういう生き方をすべきか考えて入れました」と説明した。
出来栄えについては「自分の中では満点と思います」と振り返った照ノ富士。「これからも1日にできることを精いっぱいやって、横綱という地位を理解して、みんなの見本となれるような横綱でいたいと思います」と意気込みを語った。
照ノ富士は春場所、夏場所と連覇。3場所連続優勝を目指した名古屋場所では優勝こそ逃したものの、14勝1敗で優勝次点の成績だった。
膝の故障や内臓疾患などの影響で一度は大関陥落し、番付を序二段まで落としていた。大関から平幕以下に番付を下げた力士が横綱に昇進するのは昭和以降初となった。
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