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汗と流れて鉄分不足 夏の貧血 

2021年7月20日 05時00分 (7月20日 17時00分更新)
 いよいよ夏本番。気温が高くなると、だるさや立ちくらみ、動悸(どうき)などの不調を訴える人は多い。夏バテかと思いがちだが、鉄分の不足による貧血かもしれない。夏は、汗と一緒に鉄分が流れ出やすくなるためだ。貧血は体の隅々にまで酸素が行き渡らなくなった状態で、進行すれば心臓に負担がかかる恐れもある。食事でしっかり鉄分を取って予防したい。(細川暁子)

スポーツにも注意

 名古屋市内の女性(49)は昨年七月、会社の健康診断で貧血を指摘された。内科での血液検査の結果、体内に酸素を届けるヘモグロビンの値は血液百ミリリットル(一デシリットル)当たり九グラム。日本人間ドック学会が定める女性の基準値一二・一〜一四・五グラムを下回り、治療が必要とされた。
 赤血球中のヘモグロビンをつくる材料が鉄。貧血のほとんどは鉄分不足による鉄欠乏性貧血だ。ヘモグロビンがうまくつくられず、届けられる酸素が減ると、だるさや息切れ、めまい、立ちくらみなどさまざまな症状が出る。酸素量を増やすため、より多くの血液を送り出そうと心臓の負担が増し、心不全につながるリスクもあって放置は禁物だ。軽度なら食生活の見直しで対応できるが、女性の場合は...

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