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JR減便 2割程度 自治体と調整入り 小浜線 ・ 越美北線

2021年7月20日 05時00分 (7月20日 09時51分更新)

 新型コロナウイルス感染拡大を受けたコスト削減の一環として、JR西日本が十月のダイヤ改正に合わせ、小浜線と越美北線の二割程度を減便する方向で沿線自治体と調整に入ったことが分かった。JR西管内では約百三十本を削減するとしており、福井県内は一割程度を占めることになる。 (山本洋児)
 減便本数は確定でなく、JR西が今後、沿線自治体と協議をスタートさせるたたき台になる。関係者によると、小浜線は三十本のうち、朝と夜に減便し、昼は前後の運行時間を調整して間引く形を取っている。
 越美北線は十八本のうち、早朝と昼に減便。越前大野−九頭竜湖間は夜の時間帯でダイヤを繰り上げる。JR西は減便の検討対象として小浜線で半分程度、越美北線で六〜七割を挙げていた。
 減便の方針としては、利用者の多い通勤・通学の利便性は確保し、乗客の少ない早朝、夜間、昼間(午前十時〜午後三時)を中心に、運行本数と利用状況の乖離(かいり)が大きい列車を見直した。石川、富山両県で減便になる路線は挙がっていないという。
 JR西は二〇二一年三月期連結決算で、純損益が二千三百億円余りの赤字に転落。都市部や特急の利益でローカル線を維持する仕組みが成り立たなくなっている。沿線自治体との協議を踏まえ、七月中に結果を公表するとしている。
 JR西の減便方針を巡っては、県と沿線市町が反発し、国やJR西に運行本数の維持などを要望している。

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