本文へ移動

寺井 7年の再生整備完了 市道拡幅、無電柱化… 式典で祝う

2021年7月20日 05時00分 (7月20日 10時14分更新)

拡幅整備と無電柱化で車が走りやすくなった能美東西連絡道路=能美市寺井町で

小松と交流、にぎわい期待

 能美市寺井地区で七年間続いた都市再生整備計画事業が完了し、寺井図書館前広場で十八日、完成式が開かれた。市や地元の関係者など五十人が生まれ変わった街並みを祝い、地区の発展を願った。 (平井剛)
 同計画は寺井地区の市街地五八・四ヘクタールを対象エリアとし、市道の拡幅整備や無電柱化、広場の整備などのハード施策と、ミニ茶碗(わん)まつりの開催や空き家・空き店舗の活用などのソフト施策の計十八事業がある。
 二〇一四年度の寺井保育園とふれあいプラザの着工を皮切りに、事業が順次行われ、市内を横断する能美東西連絡道路四百五十メートル区間の拡幅や無電柱化工事が二〇年度末で終えたのをもって、計画した事業が全て完了した。総事業費は三十一億二百万円。

歩道に埋め込まれた手形入りの舗装ブロックの前で記念撮影する関係者=能美市寺井町で

 井出敏朗市長は式辞で、東西連絡道路が整備されたことで、新たなにぎわいや小松市との交流が生まれることを期待し、「寺井地区がさらに発展することを願う」と述べた。寺井町会の北野勉会長は、道路や広場が以前と見違えるほど美しくなったのを喜び、「文化の薫り高い町へまい進していきたい」と誓った。
 記念行事として、地区の小学生五人の手形が入った舗装ブロック五枚を広場前の歩道に埋め込み、車止めの石柱(ボラード)を除幕した。寺井小学校六年の池上羽音(はのん)さん(11)は「自分の手形がこれからずっと残り続けるので、ちょくちょく見に来て、どれだけ大きくなったか手を合わせてみたい」と笑顔で話した。

車止めの石柱上に取り付けられた九谷焼の陶板

九谷焼陶板 車止めの石柱に

 都市再生整備計画事業の完了を記念し、地元のまちづくり団体「寺井町活性化協議会」が、寺井図書館周辺の歩道にある車止めの石柱42本に九谷焼の陶板を設置した。
 陶板は直径約10センチで、九谷五彩の石畳文様の上に、協議会の愛称「てらかつ」と書かれている。高さ60センチの石柱の上面にフレームを取り付け、その中に陶板を入れて固定した。
 歩道の舗装ブロックの色も、協議会からの提案で、赤絵九谷のベンガラ色に統一されている。協議会メンバーの庄川良平さん(74)は「九谷焼の町の雰囲気を感じながら、周辺散策を楽しんでもらえれば」と話す。
 陶板は来春まで展示し、その後は寺井小学校の卒業生が作る陶板作品を毎年入れ替えていく。

関連キーワード

PR情報