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プロ注目“天理のダルビッシュ”達孝太まるで敗戦投手 今夏初登板は3失点…右肘「もう痛みない」【高校野球奈良大会】

2021年7月19日 12時38分

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奈良大会を背番号「11」で臨んだ天理・達投手

奈良大会を背番号「11」で臨んだ天理・達投手

◇19日 第103回全国高校野球選手権奈良大会3回戦(橿原市・佐藤薬品スタジアム) 天理15―3大和広陵(6回コールド)
 今秋ドラフト候補の最速148キロ右腕、天理の達孝太投手(3年)は4イニングを6安打、4奪三振、4四死球の3失点と苦しい投球になったものの、チームは猛打で大量15点を奪い、2019年夏の準々決勝で敗れた大和広陵に6回コールドで勝ち、ベスト8進出を決めた。
 達は今夏初登板とあって力みもあったのか、この日最速144キロの直球が高めに浮くなど制球力を欠き、3本のタイムリーヒットを許した。
 「自分をまったくコントロールできず、残念です。(自己採点は)ゼロです。ゼロ点です」
 まるで敗戦投手のようなコメントとなった。
 3回を終えると、近鉄で活躍した中村良二監督に「きょうは投げ続けても良い感覚が戻ってこないと思ったので」と、4回で交代を申し入れた。踏み出す左足が着地するタイミングが合わなかったと説明する。
 今春のセンバツ大会で4強の原動力となった。達は宮崎商との1回戦で1失点完投、健大高崎との2回戦で完封、仙台育英との準々決勝で8イニングを3失点。459球を投げ、東海大相模との準決勝では登板しなかった。右脇腹を痛めてしまい、春季大会後には右肘の違和感に見舞われた。
 「もう痛みとかはまったくないです」
 右肘が癒えてから練習試合は2度登板(2イニングと5イニング)しただけ。走り込んで体力アップに励み、体力的な状態は7、8割まで戻ってきているという。
 最後の夏、奈良大会では背番号「11」。193センチ、86キロの達は「背番号で野球をやっているわけではないので」とエースナンバーにこだわりを示さない。中村監督は「初戦なので、あんなものでしょう。(初戦の先発を任せた背番号1の)森田のほうが安定感あるでしょ? 僕の目に狂いはなかった」と苦笑したが、達の経験値、潜在能力を軽視しているわけではない。
 ネット裏には日米11球団のスカウトが並んだ。阪神の山本宣史スカウトは「故障明けでまだ3試合目の登板。ちょっと下半身が大きくなって、腕も振れるようになってきた。きょうの結果は良くなかったし、現状では高知の森木とか市和歌山の小園のほうが上だけども、もともと魅力のある投手で、伸びしろに将来性のある投手」と評価は不変だ。
 甲子園へあと3勝。プロ入りを志す達は「自分の納得するピッチング、自分を納得させるピッチングをしたい。納得できていたら、チームは勝っていると思います。チームで全国制覇を目指しているので、自分も少しでも貢献できるようにしたい」と意気込んだ。

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