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校内版SNS 中学生開発へ 勝山南部 つぶやき、画像 瞬時に閲覧

2021年7月19日 05時03分 (7月19日 09時50分更新)
校内限定のSNSの開発画面を紹介する森井さん(左)と指導にあたっている松田さん(右)=勝山市のPCN勝山片瀬クラブで

校内限定のSNSの開発画面を紹介する森井さん(左)と指導にあたっている松田さん(右)=勝山市のPCN勝山片瀬クラブで


 勝山市内でプログラムを学ぶ勝山南部中学校の生徒が、校内に限定して使えるオリジナルの会員制交流サイト(SNS)づくりに取り組んでいる。一人が文章を書き込むと、皆が瞬時に閲覧できる「ツイッター」のような機能を持たせる。夏休み明けに運用開始したい考えで、生徒たちは「南部中を学校DX(デジタルトランスフォーメーション)の最先端にしたい」と意気込んでいる。 (平林靖博)
 開発の中心を担っているのは一年生の森井健太さん(12)。数年前にプログラミングに興味を持ち、市内のパソコンクラブ「PCN勝山片瀬クラブ」に通っている。これまでにスマートフォンの画面上をタップして風船を割るゲームなどを作成。中学入学直後の五月、次はSNSを構築してみたいと考えた。
 開発している校内版SNSは、インターネットから独立させたものにする。校内限定で独自の無線LAN(Wi−Fi)を張り巡らせて、校内の通信機器を無線でつなげようというもの。本人認証には、校内で管理する暗証番号(ID)などの入力を求めて、生徒や教員に限って接続できるようにする。
 県内の各中学校には、生徒一人一人にタブレットが配備されており、勝山南部中生徒たちにこのタブレットを接続してもらう考え。校内版SNSの入り口画面も整備して、各生徒や教員のつぶやき、委員会のお知らせ、画像などを載せられるようにし、閲覧できるようにするという。
 森井さんはプログラミング言語「Java Script(ジャバ・スクリプト)」を活用し、巧みにプログラムを組み上げた。「校内放送を聞き逃すことがあってもSNSは文字が残るし、リアルタイム性にも優れている。画像も送れて部活動の写真などをアップできる」とメリットを話す。さらに「委員会活動も集まらなくていいので密にもならない」とコロナ禍での学校活動でも役立てていきたいと考えている。
 福井市内でIT企業を経営し、PCN勝山片瀬クラブで生徒らを指導する勝山市出身の松田優一さん(44)は、市が本年度設置した「市ICT教育アドバイザー」を務める。森井さんらの頑張りに目を細め「(校内版SNSは)身近で役立つソフトウエア。地域のデジタル化を進める一環として、このシステムがあれば」と話す。
 デジタルトランスフォーメーション(DX) 人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)などの新たな技術を活用して、新ビジネスを創出したり、業務を大幅に改善したりするなどデジタル技術を変革につなげることを指す。

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