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『マルチな才能』持つ愛工大名電の左腕エース「雰囲気ある」「器用」スカウト評も上々【高校野球愛知大会】

2021年7月19日 06時00分

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6回1死満塁で2点適時二塁打を放つ愛工大名電の田村俊介投手

6回1死満塁で2点適時二塁打を放つ愛工大名電の田村俊介投手

◇18日 第103回全国高校野球選手権愛知大会3回戦 愛工大名電8―0杜若(7回コールド、小牧市民)
 シード校が登場し、愛工大名電は杜若に8―0で7回コールド発進。今春センバツ4強の中京大中京や享栄、東邦もコールド勝利で4回戦に進出した。岐阜ではセンバツ出場校の県岐阜商が帝京大可児に3―1で競り勝った。長野は4強、石川は8強が決まった。沖縄では沖縄尚学が中部商に5―2で逆転勝ちし、全国一番乗りで2大会連続9度目の夏の甲子園出場を決めた。
   ◇   ◇
 愛工大名電の左腕エースが、エンゼルス・大谷ばりの活躍を見せた。投打でプロ注目の田村俊介投手(3年)が「2番・投手」で出場し、投げては5イニングを被安打1、7奪三振で無失点。投球以上にプロの評価が高い打撃では、2安打2打点と投打で初戦突破に貢献した。
 「中盤以降、しっかりした野球ができた。投球を打撃につなげようと思い、それができた」
 選手宣誓した3日の開会式から、ようやく迎えた初戦。まずは、マウンドで直球中心の投球を見せ、杜若から7奪三振。最速145キロを誇る球速は、この日最速で142キロを計測した。「調子は良かった。交代するまで、真っすぐ中心で、と思っていた」と納得の表情で合格点を付けた。
 さらに、打っては3回に強い当たりの中前打を放つと、6回は1死満塁で右翼線に2点二塁打。高校通算31本塁打の強打を初戦から発揮した。
 投打に渡る奮闘ぶりは、大谷をほうふつさせる。倉野光生監督(62)は、大谷を意識して「2番・投手」で起用。動画サイトなどで大谷のプレーを見るという背番号1は「打者をして、盗塁もして、投球もする。体力面がすごい」と憧れる。田村自身も左投げながら三塁を守れ、一塁手と外野手、主将も務める多彩な能力の持ち主。高校球界では際立っている。
 「ここから(対戦相手に)強いチームが来る。目の前の敵を倒せるようにしたい」。中京大中京、享栄、東邦など強豪がひしめく戦国愛知だが、勝ち抜く準備はできている。
  ◇   ◇
 ▼田村俊介(たむら・しゅんすけ) 2003(平成15)年8月25日生まれ、京都府出身の17歳。178センチ、88キロ、左投げ左打ち。中舞鶴小入学前から野球を始め、小学校入学後は共楽少年野球クラブでプレー。明徳義塾中(高知)では軟式野球部に所属。3年の2学期に舞鶴市の和田中に転校した。愛工大名電では1年春からベンチ入りし、夏から背番号1。2年秋から主将。今春の愛知県大会で背番号5を着け、左投げの三塁手としてもプレーした。
   ◇   ◇
 視察に来ていた主なスカウトの田村評は以下の通り。
 ▽DeNA・河原スカウティングディレクター「打席で雰囲気がある。スイングスピードも速い。投手としても強い球を投げるけど、打者として評価しています」
 ▽楽天・山田スカウト「投げる方でも打つ方でも体の強さを感じる。打撃は逆方向に器用に打つうまさもある。1年時から順調に成長しているし、キャプテンシーもいい」
 ▽ヤクルト・中西スカウト「スイングスピードが速い。高評価は変わらないです」

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