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<らいぶらりー> ジャーニー国境をこえて

2021年7月18日 05時00分 (8月19日 17時17分更新)

◇作絵 フランチェスカ・サンナ

◇訳 青山真知子

◇きじとら出版・2200円

 紛争で幸せな暮らしも父も奪われ、安住の地を求めてつらい旅をする母と姉弟の話。以前読書会をしましたが、参加者全員がまず絵について語り始めました。
 絵がたくさんのことを語っていて、悲惨な事実も文になっていないことで落ち込まず最後まで読めた。
 国境付近の番人や怪しい男たちの大きさと家族の小ささはその力関係を表しているようだ。
 国境を越える前に一夜を明かす場面はほぼ同じ構図で色彩が全く違うので比べずにはいられない。子どもを抱いて怖がっていない(ふりをしている)お母さんと、子どもが寝た後で泣いているお母さんの対比。
 船の画面の次に出てくる人魂のようなものは何? 祈りや希望、いや、船で渡る間に亡くなった人たちの魂ではないか…。
 落ち着いた柔らかな色調に漫画の吹き出しのような表現などグラフィックな手法ですが、重い内容がこの絵で救われます。
 同時代にこんな家族がいることを、子どもも大人も知ってほしいと思います。
(デフォー子どもの本の古本屋店主 田中史子)
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