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太陽サンサン 漆精製 輪島で天日黒目

2021年7月18日 05時00分 (7月18日 05時03分更新)
おけに入った生漆をかき混ぜる社員たち=輪島市横地町で

おけに入った生漆をかき混ぜる社員たち=輪島市横地町で


 輪島市横地町の漆器製造販売「大徹八井(だいてつやつい)漆器工房」で十七日、輪島塗に使う漆を日差しにさらして精製する作業「天日黒目(てんぴぐろめ)」(市無形文化財)があった。職人ら六人が木の幹から採取した生漆(きうるし)を小判形や円形のおけに入れ、日差しを当てながらかいでかき混ぜた。
 天日黒目をすることで生漆の水分量が調節され、色が乳白色から茶色、黒へ変化していく。精製することで強度などが増すという。作業は十六日に始まり、産地の岩手県二戸市浄法寺(じょうぼうじ)町で採取された漆三十キロを精製した。半年ほど寝かせ、十キロは工房で、残りは他社で使用される。
 工房の八井汎親(ひろちか)会長(83)は「天日に当てるとつやが増し、丈夫で五十年、百年と使える漆器が作れる。混ぜるうちに粒子ができ、太陽の光に輝くのは漆の一番美しい姿だ」と話した。 (日暮大輔)

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