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<あいちの民話を訪ねて>(42)むさんど橋のかっぱ(名古屋市中川区)

2021年7月18日 05時00分 (7月18日 05時00分更新)
かっぱの像に水をかける宮司の馬場さん=名古屋市中川区で

かっぱの像に水をかける宮司の馬場さん=名古屋市中川区で

  • かっぱの像に水をかける宮司の馬場さん=名古屋市中川区で
  • 境内には痔の治癒や水泳の上達を願う絵馬が並ぶ(一部画像処理)=名古屋市中川区で
  • 神社ではかっぱをあしらったお守りも豊富=名古屋市中川区で
 名古屋市中川区西日置一の鹽竃(しおがま)神社にかっぱの神様「無三殿(むさんど)さん」がまつられている。かっぱと言えば、人間から「尻子玉(架空の臓器)を抜く」といったイメージがあるが、「こちらは人間のために働くいい神様です」と馬場克博宮司(67)。民話に登場する通り、痔を治してくれるありがたい存在だ。
 元々近くの川にまつられていたが、一九三四(昭和九)年にこの神社に移された。橋の上で着物の裾を折ってお尻を川に映すと、痔の悪い人はかっぱが治してくれると伝わる。馬場さんは「各地からお参りに来られる。長時間座る仕事の方や出産の時に痔にならないように願う方とかね」。
 お参りの仕方も面白い。ひしゃくで水をくみ、かっぱの像の頭にある皿に三回かけて、お願い事をする。キュウリやスイカを供えると霊験あらたかだとか。
 子どもの守護神として水遊びや甲羅干しをして一緒に遊んだとも伝わる。境内の絵馬には痔の治癒の願いとともに、水泳上達を願う幼い字も並ぶ。「プールの時期になると子どものお参りが増える。誰でも気軽に来てもらえる神社でありたい」と馬場さん。地元で「かっぱさん」と親しまれる神様は、梅雨明けしてこれからの...

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