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飯山、サヨナラで決めた初甲子園 公立対決制す

2019年7月22日 02時00分

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伊那弥生ケ丘に延長サヨナラ勝ちし、初の甲子園出場を決めて喜ぶ飯山ナイン=松本市野球場で(野村和宏撮影)

伊那弥生ケ丘に延長サヨナラ勝ちし、初の甲子園出場を決めて喜ぶ飯山ナイン=松本市野球場で(野村和宏撮影)

◇長野大会 伊那弥生ケ丘4-5飯山

 新しい扉は劇的な形で開いた。飯山がサヨナラ勝ちで初の甲子園切符。延長10回2死一、三塁で常田が放った打球は中前へ。ナインは雄たけびを上げてベンチを飛び出し、ガッツポーズで三塁走者の倉科を迎える。すぐに歓喜の輪ができあがった。「自分たちのできることをやりきりました」と常田。大川主将も「諦めずやり抜いた結果が勝利となってうれしい」と声を弾ませた。昨年10月に就任した吉池拓弥監督(28)も「選手は1試合ごとに強くなってくれました」と目を細めた。
 学校がある長野県飯山市は国内有数の豪雪地帯で、冬はグラウンドに1メートル程度の雪が積もる。体育館は他部と共用。しかし、工夫をこらして練習を続けた。ナイン全員が雪を踏み固めて長靴でノックを受けたり、校舎の空きスペースで素振りをしたり…。大川主将は冬の練習の心境を明かす。
 「雪を敗戦の言い訳にしたくなかった」。その厳しい練習環境に耐えて鍛えた精神力が威力を発揮し、甲子園へ。「新たな歴史をつくってきたい」と吉池監督。飯山市内の3校が2段階を経て統合された学校の挑戦はまだ続く。 (川越亮太)
 【飯山】2007年に飯山照丘と飯山南が統合してできた飯山市にある県立校。14年に飯山北も統合。甲子園は春夏通じて初出場。スキー部も全国レベル。卒業生にスキージャンプ女子平昌五輪代表の岩渕香里ら。

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