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まだ57試合残っていて十分3位は狙える その時は出川哲朗さんの『土下座発言』撤回させたい【立川志らくのドラ放談】

2021年7月16日 06時00分

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 大野雄は紛れもないエースだ。だが、一昨年までは投球にムラがあった。それが去年覚醒して沢村賞まで受賞。問題は今年だ。優勝には大野雄の力が絶対条件。だから大野雄の試合は落としてはいけなかった。
 今年勝てないと焦りにつながり、自信喪失となりかねない。相手のエース級に対しては、大野雄を当てず彼の自信が確信になるまで勝ち星を重ねさせる。そして、後半戦、エース級に彼を当てて勝ちまくり優勝を狙う。それが優勝の条件だと思っている。
 なのに今シーズンは大野雄がどんな素晴らしい投球をしても打線が打てないという負のスパイラルに陥ってしまった。そして極め付きが苦手なマツダでの登板。結果、めった打ちにあってしまった。
 この後、五輪に出場。そこでもし打ち込まれたら、後半戦はもっとひどくなるかもしれない。私としては五輪をなぜ、辞退できなかったのか残念でならない。当人は名誉なことだから出たいだろうが、監督がチームのために、と食い止めることができなかったのか。
 後半戦は何としても大野雄に復活してもらいたい。五輪で活躍して自信を取り戻し、後半戦は確実に勝てる時に先発させて勝ち星を積み重ねる。そして、終わってみたらAクラス。そして、自信が確信に変わった大野雄の活躍でクライマックスシリーズ優勝。まだ今シーズンは終わっていない!
 チームの弱さの原因は前回書いたように6番を固定できないこと。それともう一つ、スター候補・根尾昂の起用法だ。先の読売戦では終盤、ビシエドの代走で登場。確かに足にスランプはない。でも、そんな使い方をしてよかったのか。
 与田監督は根尾をファームでじっくり育ててから1軍に上げたいと思っていたはず。根尾を「客寄せパンダ」には絶対にしないと。ならば、今年1軍に上げたのなら、とことん根尾と付き合うべきだ。打てなくなったら代打で。代走や守備固めで使わず、打撃で使う。今年ダメでも必ずそれが糧となり、近い将来ドラゴンズのクリーンアップを打つ選手に育つはず。
 大野雄に自信を、根尾に経験を! それがドラゴンズ復活の条件だ。(落語家)
▼立川志らく(たてかわ・しらく) 1963年8月16日生まれ、東京都出身の57歳。本名・新間一弘。日大芸術学部在学中の85年10月に落語立川流家元の立川談志に入門。88年に二つ目となり、95年に真打ち昇進。映画に造詣が深く、「シネマ落語」で注目を集める。98年の「異常暮色」で映画監督デビュー。2003年に劇団下町ダニーローズを結成した。TBSテレビ系の情報番組「ひるおび!」でコメンテーターを務める。
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