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横綱昇進がほぼ確実な状況になりつつある照ノ富士「特別な思いはない」 明生破り自身初12連勝【大相撲】

2021年7月15日 20時29分

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明生をきめ倒しで下す照ノ富士(右)。左端は白鵬

明生をきめ倒しで下す照ノ富士(右)。左端は白鵬

◇15日 大相撲名古屋場所12日目(ドルフィンズアリーナ)
 綱とりの大関照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=は新小結明生をきめ倒して自身初となる初日から12連勝。横綱白鵬(36)=宮城野=は力強く関脇御嶽海を寄り切り、2人が全勝を守った。
 前へ、前へという意識、そして足の運び。照ノ富士の圧力が明生を圧倒した。必死に攻めようとする相手に対し、足は後ろへ下がらない。むしろ押し込む。そして左腕で相手右を抱え込むと勝負あり。最後はきめながら、前に出て倒した。
 明生は同期入門。対峙(たいじ)した際は「土俵に上がったら相手はみんな一緒と思っている。一生懸命やってきたことを信じてやるだけですから」と集中した。もちろん若かりし頃、ともに稽古で汗を流した記憶は色あせない。「上で戦えるのはいいこと」と、役力士同士での対戦は喜ばしいことだった。
 土俵上ではいかんなく力を発揮し、幕内では自身初の初日からの12連勝。「落ち着いて取れたので良かったです。(12連勝は)一日一番でやっているだけ。特別な思いはないです」。綱とり場所の重圧など関係ない。
 八角理事長(元横綱北勝海)は「冷静ですよね。照ノ富士の方が前に出ているから余裕がある。前に圧力かけているから、慌てない」と評価。高田川審判長(元関脇安芸乃島)も「どんどん前に出て、最後も押さえ込んで逃げられないようにしている。盤石。力強い」とたたえ、死角はない。
 最初に大関に昇進した2015年には、高校時代を過ごした鳥取県から同県スポーツ顕彰を授与された。横綱昇進となれば、バルセロナ五輪マラソン男子銀メダリストの森下広一さん、ロンドン五輪アーチェリー女子団体銅メダリストの川中香緒里さんの2人しかいない同県県民栄誉賞の受賞もあるかもしれない。同県地域振興部スポーツ課は「横綱となればいろいろ検討されると思います」と言う。
 白鵬も譲らないとはいえ、賜杯の行方は完全に2人に絞られた。横綱昇進はほぼ間違いない状況になりつつある。「しっかり3日間頑張りたいです」と照ノ富士。果報は寝て待て。まずは残り3日間に全力を注ぐ。

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