豊田市がファミリーシップ宣言制度 性的少数カップル、親や子も「家族」
2021年7月15日 20時24分 (7月15日 20時29分更新)
愛知県豊田市は15日、LGBTなど性的少数者らを対象とする「市ファミリーシップ宣言」制度を16日から導入すると発表した。将来的に、性的少数者を含むカップルが婚姻関係と同等に扱われるだけでなく、その親や子を含めて家族として暮らしていける社会を目指す。
ファミリーシップ宣言は兵庫県明石市をはじめ複数の自治体で導入されているが、中部地方では初。
市内在住や転入予定の成人の性的少数者とそのパートナーが対象。宣言書や住民票などの必要書類を添えて提出すると、カップルの名前などが書かれた証明書が発行され、子どもの名前も併記できる。
市は、制度の利用者を市営住宅の入居資格に加えるなどの条例改正も検討する。市内の企業への啓発にも取り組む。
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