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選挙“読みtoku”ワード「重複立候補」

2021年10月19日 05時00分 (10月19日 05時00分更新)

重複立候補 衆院選で用いられている、小選挙区と比例の選挙に同時に立候補することを認める選挙制度

 公選法によって議員の兼職・兼業が禁止されているため、複数の選挙には基本的に立候補できません。ですが、例外的に衆院選では小選挙区と比例の2つの選挙種に同時に立候補することができます。小選挙区で落選したとしても、有効投票総数の10%以上の票を小選挙区で得られれば、比例で復活当選する資格を得ることができるのです。
 比例代表の当選優先順位を決める名簿の作り方は、各党の戦略が絡んでくるのですが、政党によっては重複立候補の候補を上位に据える場合もあります。重複立候補が初めて採用された1996年では、有効投票総数の10%に達しない状態で復活当選した候補もいました。これには批判があり、得票率に一定の歯止めをかけた現在の制度になっています。
 とはいえ比例の当選順位の関係で、小選挙区で2位落選した候補は復活せず、3位だった候補が復活することもしばしばあり、「分かりづらい」との批判も今なおあります。連続して比例復活するのを制限する政党もあります。(山)

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