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中日の予想裏切らぬ“負け方”…指導力か、分析力か、選手の能力か そろそろ放置はやめて究明すべき『貧打の真相』

2021年7月15日 10時13分

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広島に3連敗し、引き揚げる柳(左)

広島に3連敗し、引き揚げる柳(左)

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って◇14日 広島2-0中日(マツダ)
 皮肉を込めて書くならば、予想を裏切らない負け方だった。柳と森下のマッチアップ。ピンチになれば、互いに上げる「ギア」がある。だから1点を争う。1球で決まる。柳はギアを上げる前の1球を小園に振り切られ、広島はまだ2回でも1死二、三塁で内野に前進シフトを敷かせた。その1点が命取りになりかねないと、分かっていた。そして、実際にそうなった。
 8回に又吉が打たれていなくても、勝敗は同じだったと思ってしまう。2時間47分。森下との相乗効果で、よりスピーディーで締まった試合になった。柳は今季16試合に投げているが、彼の登板日は試合が終わるのが早い。最短が2時間12分(6月1日)で、最長は3時間57分(4月10日)。両リーグの平均が3時間12分(7月13日現在)だが、柳が投げれば2時間56分だ。この「16分」の時短には、テンポとリズムの良さという柳の好調の要因が詰まっている。そして、再び皮肉を込めて書くならば、援護の薄さも…。
 今季の柳を見ていたら「攻撃のリズムを引き出すのは投手のテンポ」という球界の格言を疑いたくなる。相手投手もエース格が多いということを割り引いても、見殺しが過ぎる。前にも書いたが、竜のストロングポイントは誰が見ても投手力であって、だからこそ2失点以下の試合には何が何でも勝たねばならない。見殺しは最もあってはいけない負け方なのだ。
 何年待てば、投手は報われるのか。打てなくて負けている。ずっと言われていることだ。それなのに、原因を突き詰める作業はあまり見たり聞いたりしたことがない。選手は一生懸命やっていると言う。それは分かる。ならば指導力や分析力が足りないのか?それならスタッフを刷新しなければいけない。実は選手の能力が劣っているのか?であれば、スカウト部門のてこ入れが必要になる。貧打の真相。放置ではなく究明する時期である。

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