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『プロ選手』兼『社団法人代表理事』長江有祐が語った夢「ラグビー界にSDGsを達成する場をつくりたい」

2021年7月14日 18時31分

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チームロゴはパスを受け取る手の形から連想。活動の展望を思い浮かべ笑顔を見せる長江有祐

チームロゴはパスを受け取る手の形から連想。活動の展望を思い浮かべ笑顔を見せる長江有祐

 ラグビーの2015年W杯イングランド大会で南アフリカを撃破したエディー・ジャパン時代のプロップ長江有祐(35)はプロの現役選手として新たな所属先を探しつつ、競技を始めた母校・春日丘高(現・中部大春日丘高)のある愛知県春日井市を拠点に、ラグビーを通じて地域や企業を結びつける取り組みを本格的に始めた。
     ◇
 ラグビー日本代表の顔になりつつある姫野和樹(26)=トヨタ自動車=を育てた春日丘高出身の長江にはプロ選手ともう一つの肩書がある。
 一般社団法人「スクラム」代表理事。「トップ選手から教わりたい」「引退後は指導者になりたい」―。両者の思いをつなごうと、昨春に設立した「春日井シティーウォーリアーズ」の運営組織だ。「夢に向かって戦い続ける」の思いを込める。ゆくゆくはチームとして形にする考えだが、まず最初に派遣コーチ体制を充実させようと、1年分のコーチ報酬をクラウドファンディングで募った。
 今月1日、「若い世代に夢を諦めさせたくない」と銘打って専門サイトに掲載すると、「53時間で目標の150万円が集まった。この反響は想像以上」と長江。それならとトップチームでプレーしたい無所属選手を集め、採用者にアピールする試合開催の腹案を実現するため、目標額を300万円に上方修正した。試合は今秋に予定する。14日現在、約200万円。集金期限は今月末だ。
 「お金は必要だけど、それよりも僕らの活動を知ってもらい、共感してくれる人を増やしたい。既に県内の大学や高校にコーチを派遣している。小学校には多様性、多文化教育の一環としてトンガ出身の選手を派遣した。ラグビー界にSDGs(次世代まで発展可能な目標)を達成する場をつくりたい」。長江自身の夢もますます広がる。
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 ▼長江有祐(ながえ・ゆうすけ) 1985(昭和60)年7月19日生まれ、岐阜県多治見市出身の35歳。170センチ、105キロ。2015年W杯はバックアップメンバーで日本代表通算18キャップ。京産大―リコー―豊田自動織機―近鉄。元日本代表プロップ山下裕史(神戸製鋼)は大学の同期で、京産大の強力スクラムを最前列で支えた。

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