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井上尚弥が練習再開「あくまで希望だが次は年内にドネアとやりたい」【ボクシング】

2021年7月13日 21時36分

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練習を再開した井上尚弥(大橋ジム提供)

練習を再開した井上尚弥(大橋ジム提供)

 ボクシングのWBA・IBF統一バンタム級王者、井上尚弥(28)=大橋=が13日、横浜市内の所属ジムでジムワークを再開した。6月19日の防衛戦(米ネバダ州ラスベガス)に3回KOで完勝して帰国、14日間の自主隔離と休養を経ての再始動となったが、井上尚はジムを通じ「(隔離期間中も)筋トレはしていました。今日が本格的な練習になる」とコメントした。
 バンタム級では当初、8月14日にWBC王者ドネア(フィリピン)とWBO王者カシメロ(同)の2団体統一戦が組まれていたが、両陣営の対立で中止。カシメロと世界2階級王者で、井上が持つベルトの格下王座となるWBAレギュラー王者リゴンドー(キューバ)の対戦に切り替わるなど曲折があった。
 同級4団体統一を目標とする井上尚も一連の動きを注視。「(8月は)ドネアだったら見に行く予定だった。リゴンドーになったので行かないですね。ドネアの応援に行きたかった。あくまで自分の希望ですが、次はタイミング的にドネアとやりたい。年内にドネアとやって、8月14日の勝者、WBO王者と来春あたりに。1本1本(ベルトを集めて)いきます」と、ドネア―カシメロ戦が流れたことを残念がりながらも4団体統一への青写真を描いた。
 ドネアとは2019年11月に対戦。2回に左フックで右眼窩(がんか)底骨折を負うアクシデントがありながら、世界中のメディアから年間最高試合に選ばれる名勝負の末に判定勝ちした。その後しばらくは勝負付けは済んだとして再戦には消極的だったが、今では最も対戦したい男となっている。
 井上尚は「ドネアが(前WBC王者)ウバーリにああいう勝ち方(4回KO勝ち)をしたことが第一。あとはWBCベルトを持っていること。ドネア2(再戦)をやる意味があると思う」と、その理由を説明。同時に「ドネアの体力や反応が、あの年齢(38歳)で一昨年よりも上がるとは思えない。2年前、2ラウンド以降は(負傷のため)片方の目で戦っていたことを踏まえると(再び勝つ)自信はあります」と断言した。
 スパーリングは8月から行う予定。今後ターゲットになる3人中2人がオーソドックスなボクシングのため、当面は似たスタイルの選手をパートナーに練習を重ねる予定。
 4団体統一後は、階級をスーパーバンタム級に上げての世界4階級制覇に期待がかかる。だが、井上尚は焦らない。「今はスーパーバンタム級のことはそこまで考えていない。まずはバンタム級4団体統一を集中して考えている」と言う。再起動した「モンスター」は、ぶれずに最優先目標を見据えている。

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