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新餌「カクシン」を三名湖で試す カッツケで予想を超える244匹!!

2021年7月13日 05時00分

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推定900グラムのポッテリボディーのヘラ。11時ごろからこのような大型もよく交ざるようになった

推定900グラムのポッテリボディーのヘラ。11時ごろからこのような大型もよく交ざるようになった

 早くも好感触を得ている両ダンゴ用の新餌「カクシン」。そのポテンシャルを極限まで引き出そうと釣行したのは現在、絶好調の三名湖(群馬県藤岡市)。同湖での自己記録193匹を更新する200匹を目標に大土手桟橋でカッツケ釣りにチャレンジした。途中、大小いくつかのトラブルに見舞われたものの、終わってみれば244匹という予想を超える大釣果。釣り場の状況と餌の能力が見事にマッチし、記憶に残る釣行となった。 (マルキユーテクニカルアドバイザー 戸井田祐一)

◆目指すは200匹 まずウキ下15センチ

 7月6日、群馬県藤岡市の三名湖へ。いわゆる準山上湖に分類される野釣り場でありながら、いつも管理釣り場顔負けの釣果をもたらしてくれる同湖。「もっか活性が高く、数釣りが期待できる」との知らせが入り、「カクシン」を試すにはいいチャンスと車を走らせた。
 今回の目標はズバリ200匹。同湖での自己記録は2011年の「NEO HERAプロリーグ」に出場した際にチョウチン両ダンゴで記録した193匹(90・05キロ)。これを上回る釣果を両ダンゴのカッツケでたたき出すべく、大土手桟橋に入った。
 釣り座は湖に向かって右から23席目。竿は8尺、ウキは遊動式でセット。空針でトップの付け根が出るようオモリを調整、最終的にはハリスカッツケにするつもりで、まずウキ下15センチから入る。餌は「カクシン」400ccに「コウテン」250ccを加え、水200ccを注いでサッと混ぜただけのもの。開き具合や持たせ加減は、この2アイテムのブレンド比率を変えて調整していく。
 第1投は6時10分。事前の情報では1投目からウキが動いてヒットしたとのことだったが、今回はそこまでではない様子。でもすぐに反応が出始め、7投目で泣き尺サイズがヒットすると続く投にもヘラが掛かり、水面直下で競い食いをするようなカッツケ地合いができ始めた。
 最初の1時間の釣果は24匹で、ペースはまずまず。33匹目を釣ったところで餌が切れたため、2ボウル目を最初と同じブレンドで作った。ただ、できたてだと、やや開きが強いようで水中で舞った粒子にのみ魚が反応し、餌の芯に突っ込んでこない。そのため餌が吸水して落ち着くまでは、少しもんでから餌付けをするように対応した。

◆ブレンド比変え調整し開始約2時間で50匹

 8時。約2時間経過時点の釣果は50匹をカウント。魚の活性が高まりきっている状況では毎回トップ付け根付近でアタリが出るが、現在はどちらかというとトップがナジみ始めてからフワフワと動いて落とすといった状況だ。餌がオモリを過ぎてタナに入っていくタイミングでコンスタントにアタリが出て、悪い状態ではないので餌は合っていると判断し、そのまま釣り込んでいく。
 9時。ここまでの1時間は33匹とペースアップ。ちょうど9時半の時点で100匹目をカウントし、10時までの1時間あたりの釣果は35匹。順調にペースが上がっているので、餌やタックルに特に手を加える必要はない。そのままの勢いでガンガン釣っていこうと思っていた直後、ウキから一瞬だけ目をそらしたタイミングで穂先を持っていかれるというアクシデントが発生。ペースが落ちるだけでなく、モチベーションも一気にダウン。

◆アクシデントも乗り越え午後2時過ぎ目標達成

 なんとか気を取り直して別の8尺の竿を継ぎ、ウキを誘導式から直結に切り替え、タナをハリスカッツケにしてリスタート。10分ほど餌を打ち続け、ようやく地合いもできてきたかというところで今度はウキのトップが折れるというハプニング。記録更新のためとはいえ、手痛い代償が次々と生じていく。
 ウキを変えて打ち続けること約10分、水面下にヘラが湧くようになってきたのを見計らって針の号数を変更。これまでの5号だとナジミがちょっと早い気がしてきたので4号にサイズダウン。餌の沈下スピードを落とすことでより上層で餌を削らせ、食い頃の芯を早くく作ることでアタリが出るタイミングを早め、1投1投の回転を上げていく作戦だ。
 また、ちょうど餌も切れたのでブレンドもこれに合わせて少し変更。「カクシン」50ccに「コウテン」100cc、水200ccでより芯残りを意識したものにシフトした。この時点で11時。トラブルによって大きな「穴」が開き、1時間当たりの釣果は16匹。
 変更後しばらくは釣れ続いていたが、昼食とトイレ休憩の間に魚がいなくなり、また釣れる状況を構築し直すことに。餌のブレンドも開きが弱かったようなので「コウテン」を50cc多くしてみた。これでリセットが掛かったか、その後に釣れてくるヘラは色、形がさまざまだったこれまでと違って、どれもプリッとしたコンディションのいいものばかり。
 ここで上層の魚にアピールする時間を多くとるために、ハリスを上38センチ、下30センチに伸ばしたところ、安定したサイクルでいいアタリが出るようになり、13時の時点では1時間あたり26匹のペースに回復。これでタックルも餌も決まったか、その後はペースアップする一方。14時半すぎに200匹目を釣り上げ、見事目標を達成。さらに、その後1時間半弱の間に44匹を追加し、合計244匹で16時の納竿タイムを迎えた。
 1日を通して集中し、これだけ多くのヘラを釣り上げたにもかかわらず、疲労感は皆無。これも、針付けに特に気を使うことなく、きわめてカラツンが少ないという「カクシン」の特性のたまものだといえるだろう。

◆必要以上にかき混ぜ過ぎない

<釣行日の餌使い> 決まり餌は「カクシン」500cc、「コウテン」150ccに水200ccを加え、全体に水が行き渡るようにサッとかき混ぜただけのもの。練り込まなくてもしっかりと芯が残る餌に仕上がるので、必要以上にかき混ぜ過ぎないのがポイント。自分の場合は20回程度。5分ほどおいて水を吸わせると安定した状態で使える。
 「カクシン」は麩材の吸水性が高く、カップにフワッとすくうか、ギュッと詰めるかで仕上がりに差が生じるので、自分なりの基準で必ず一定になるよう意識してほしい。

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